自由研究381|空気圧を使った動力装置を作る「空気の力で動く装置を作ろう!おうちで空気力学実験」

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空気圧を使った動力装置を作ってみよう!

空気を圧縮したり解放したりすることで動くピストンやバルブを自作し、風船や手動ポンプを使って「空気の力」を観察・応用する実験です。身近な素材で力の伝わり方を学び、動く模型を動力装置の仕組みを体験しながら理解します。

どうして空気圧を使った動力装置を作ってみるの?

空気は私たちの身の回りにあっても、目に見えない“力”を持っています。空気圧を学ぶことで

  • 機械やエンジンの基本原理(ピストン運動やバルブ制御)がわかる
  • 身の回りの自動ドアやブレーキ、ショベルカーなどの仕組みをイメージできる

理科(物理)だけでなく工学的思考力や創造力を育てる
といった利点があります。自由研究を通して、「見えない力」を可視化し、ものづくりへの興味を広げましょう。

自由研究のゴール

この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

  1. レベル1(観察) 風船や注射器で空気圧の変化を観察し、挙動を記録する。
  2. レベル2(製作) 紙コップやストローでピストン装置を組み、動きを再現する。
  3. レベル3(応用) 複数のピストンやギアを組み合わせて、車輪を回すミニカーを制作。
  4. レベル4(改良) バルブやリザーバータンクを加えて、動力の制御や連続運転を実現する。

空気圧を使った動力装置を作った例

  • 風船ロケット 風船の口をストローに通し、糸に沿って飛ばす実験。空気が一方向に吹き出す力を学べる。
  • 注射器ピストンカー 使い捨て注射器を車体に取り付け、注射器内外の空気圧で往復運動を実演。
  • ペットボトル空気砲 底を押すと勢いよく空気が噴き出し、ターゲットを倒す装置で空気の噴射力を体験。

    研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

    • 気密性の確保 隙間を紙テープやシリコンでふさぎ、空気漏れを防ごう。
    • 素材選び 軽くて丈夫な紙筒やプラスチック容器を活用すると動きがスムーズに。
    • 動きの記録 動画撮影やストップウォッチ計測で、押し出し速度や移動距離をデータ化すると説得力UP。 
    • グラフ化 空気圧(注射器の目盛り)と移動距離をグラフにまとめ、関係性を可視化しよう。

    自由研究の進め方

    1. 計画を立てる 何を動かしたいか(車輪?杵?)を決め、必要部品リストを作成。
    2. 試作① 基本構造(ピストン+シリンダー)を紙や注射器で組み立て、動作確認。
    3. 改良 気密性や滑りの悪さを改善し、動作が安定するように調整。
    4. 応用製作 車輪やアームを取り付け、装置全体を組み上げる。
    5. 計測・考察 動作時間や距離を計測し、空気圧の変化との関係をまとめる。
    6. まとめ・発表 実験手順、結果グラフ、写真や動画を使ってレポートを作成しよう。

    自由研究から発見したアイデア

      • 空気圧サーボアーム 小型の空気シリンダーを組み込んだロボットアームを考案。複数段階で開閉する仕組みを実験してみよう。
      • 空気式ジャンプ台 地面に置いたシリンダーから瞬間的に空気を噴射し、小さな人形をジャンプさせる装置をデザイン。
      • エアポンプ式自動ドア模型 風船の圧力でドアが開閉するミニチュアドアを開発し、人の通行をセンサー(光センサーや手動ボタン)で制御。

      この自由研究に関連する仕事

      • 機械設計エンジニア 空気圧システムを含む産業機械やロボットのシリンダー設計を担当。
      • プラントエンジニア 工場の配管やバルブ、コンプレッサー設備の空気圧制御を行い生産ラインを最適化。
      • 自動車開発エンジニア ブレーキやサスペンションなど、自動車の空圧・油圧システム設計に携わる。
      • 研究開発(流体力学) 大学や企業の研究所で、新しい空気圧機器や省エネ技術の基礎研究を行う。

      自由研究のまとめ

      空気圧を使った動力装置作りは、力学や流体の原理を体感しながら、ものづくりの楽しさを味わえる自由研究です。気密性や素材選び、動作測定といった工学的プロセスを一連で学び、工業技術への理解を深めます。身近なアイデアを実験に落とし込み、ぜひオリジナル装置の開発にも挑戦してみてください!

       

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