自然の素材でできる絵具を作ってみよう!
私たちの身の回りにある自然のもの、たとえば野菜や果物、花や土などから、絵具を作ることができるのを知っていますか?
この自由研究では、自然の素材を使ってオリジナルの絵具を作り、それで絵を描いてみるチャレンジをしていきます!
私たちが普段使っている絵具は、工場で作られたものがほとんどですが、昔の人たちは自然の中から色を取り出していました。
自然から得た色を使うことで、素材を大切にする心や、環境に優しいものづくりの視点を持つことができます。
また、実験や工夫をしながら作る過程は、科学的な観察力や創造力を高める絶好のチャンスです!
自由研究のゴール
【基本レベル】
・自然素材から色を取り出し、簡単な絵具を作る。
・色をつけた紙やカードを作る。
【中級レベル】
・作った絵具を使って一枚の作品(絵やポスター)を完成させる。
・素材ごとの色の違いや、時間がたった時の変化を観察・記録する。
【上級レベル】
・どうしてその色が出るのかを調べ、科学的な理由をまとめる。
・違う素材や作り方を試して、オリジナルレシピを開発する!
自然の素材でできる絵具の例
- ビーツ ➔ 赤紫色の絵具
- ほうれん草 ➔ 緑色の絵具
- ターメリック(ウコン) ➔ 鮮やかな黄色
- ブルーベリー ➔ 青紫色
- 土(泥) ➔ 茶色やベージュ
これらをすりつぶして水と混ぜたり、煮出したりして絵具を作ります!
例えば、ターメリックに少し水を加えるだけで、きれいな黄色の絵具が完成します
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう
「どうしてこの素材からこの色が出るのか?」を考えてみること!
「色が時間とともに変わるかな?」を観察すること!
「どの素材が一番きれいに色が出たかな?」を比べること!
科学の実験のように「仮説→実験→結果」を意識して進めると、自由研究としてレベルアップしますよ!
自由研究の進め方
- 材料を集める(身近な野菜や果物、花びらなど)
- すり鉢やスプーンでつぶして色を出す
- 水や酢を少し加えて絵具液を作る
- 筆や綿棒で画用紙に色を塗る
- どの素材で、どんな色が出たか記録する
- 時間の変化(色あせや変色)も観察する
- 感じたことや気づいたことをまとめる
自由研究から発見したアイデア
- 天然の絵具でポストカードやブックカバーを作ろう!
- 色が変わる素材を使って「色の変化アート」を作ってみよう!
- 自然素材だけで「パレット」を作って、色のバリエーションに挑戦しよう!
- 野菜や花でオリジナルのスタンプも作ってみよう!
自然の力を借りたアート作品が、さらに楽しくなりますよ!
この自由研究に関連する仕事
- 絵具や絵本の開発にかかわる「画材メーカー」
- 自然素材を生かしたデザインを考える「プロダクトデザイナー」
- 植物や自然素材の成分を研究する「化学者」や「植物学者」
- 伝統的な染物(草木染め)を行う「染色工芸家」
この自由研究をきっかけに、未来のアーティストや研究者への一歩が踏み出せるかも?
自由研究のまとめ
おうちにある野菜や果物、自然の素材から絵具を作るのは、科学とアートが組み合わさったワクワクの体験です。
自然の力を感じながら、自分だけのオリジナルカラーで作品を作る楽しさを味わいましょう。
小さな発見が、大きなひらめきに繋がるかもしれません
さあ、カラフルアート大作戦に出発だ!
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。