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重要業績評価指標|KPIの設定方法が分からない!KPIツリーの作成手順とは?
KPI(Key Performance Indicator)は「重要業績評価指標」と呼ばれるもので、目標を達成するための進捗を測る指標のことです。高校生で言えば、「期末テストで80点以上を取る」ために「毎日2時間勉強する」といった行動を指標にするようなものです。この記事では、KPIの基本や、目標達成に向けてKPIを整理する「KPIツリー」の作り方について、初心者にもわかりやすく解説します。
KPIって何?
まずは「KPI」という言葉の意味を簡単に理解しましょう。
- 目的(KGI)を最終的に達成したいゴールと定義します(例:部活動で全国大会に出場する)。
- KGIを定義すると「何をすればKGIを達成できるか?」といった途中の目標がKPI。KPIは、そのゴールを達成するために「今の状況がどうか」を測るための数字や行動指標。
たとえば、「全国大会に出場する」というKGIなら、こんなKPIが考えられます。
- 練習時間を週15時間確保する
- チーム全員の持久力測定で基準をクリアする
- 地域大会で上位3位に入る
KPIツリーとは?
KPIツリーは、最終目標を細かく分解して、それぞれの要素に必要な行動や指標を整理する方法です。木の枝がどんどん広がるように、目標を分けて考えるから「ツリー」と呼ばれます。
例:アルバイト代を貯めて自転車を買う(目標)
- 最終目標: 自転車を買う(10万円を貯める)
- サブ目標: 3か月で10万円を貯めるために、月3万円以上貯める
- KPI1: 時給1,000円のバイトを週4日入れる
- KPI2: 食費を月5,000円節約する
KPIツリーの作成手順
- ゴールを明確にする
- 自分が「何を達成したいのか」を具体的に書き出します。
- 例:部活動で全国大会に出場したい。
- ゴールを分解する
- ゴールを達成するための大きな要素を洗い出します。
- 例:練習時間、スキル向上、対戦成績など。
- 具体的な行動や指標を設定する
- 分解した要素ごとに、達成状況を測る具体的な数字や基準を決めます。
- 例:スキル向上 → 1週間に3種類の新しい技を習得する。
- 優先順位をつける
- すべてを同時にやろうとすると混乱します。大事な順に取り組むように整理します。
- 実行しながら見直す
- 取り組みの中で「やり方が合っているか」をチェックし、必要に応じて修正します。
アクションプラン
- 今日から始める: まずは自分の目標を1つ決め、紙に書き出してみましょう。
- 簡単なツリーを作る: ゴールからスタートして「どうすれば達成できるか」を逆算して考える。
- 進捗を測る: 毎週または毎月、自分の進捗を確認してみる。
学ぶポイントと注意点
- なぜKPIが大事?
KPIがないと、自分がどれだけ目標に近づいているかがわからなくなります。 - 数字で測れるようにする
「がんばる」ではなく、「1日30分ランニング」と具体的に書くことがポイントです。 - 現実的な目標を設定する
あまりにも高すぎる目標を設定すると、途中で挫折してしまいます。現実的なものにしましょう。
まとめ
KPIを設定し、KPIツリーを使うことで、自分の目標が達成しやすくなります。「目標を明確にして、それに向かう道筋を数字で表す」という考え方は、高校生活だけでなく将来にも役立つスキルです。今日からKPIを意識して行動を整理してみましょう!
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