自由研究496|室内CO₂や温度を観察する記録「簡易センサーで室内CO₂や温度と換気との関係を調べよう」

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今回のテーマ

    「簡易センサーで室内CO₂や温度と換気との関係を調べよう」

    夏休みや冬休み、おうちで過ごす時間が増えますよね。でも、窓を閉めっぱなしにしていると、部屋の空気ってどうなっているんだろう?って思ったことはありませんか?この自由研究では、CO₂(二酸化炭素)や温度を測れる簡単なセンサーを使って、お部屋の空気の状態を調べてみましょう。窓を開けて換気すると、空気の状態はどう変わるのか?扇風機を回したらどうなるのか?身近な疑問を科学的に探求するテーマです。

    自由研究の目的

    どうして簡易センサーで室内CO₂や温度と換気との関係を調べてみるの?

    CO₂は人が呼吸するたびに増えていく気体です。部屋に人がたくさんいると、CO₂の濃度がどんどん上がっていきます。CO₂の濃度が高い部屋にいると、眠くなったり、集中力が落ちたりすることがあると言われています。また、夏は熱中症の危険が高まり、冬は乾燥して風邪をひきやすくなるなど、温度や湿度は私たちの健康に大きく関わっています。この自由研究を通して、目には見えない空気の状態を「見える化」し、なぜ換気が大切なのかを理解することで、快適で健康的な生活を送るためのヒントが見つかります。

    自由研究のゴール

    この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

    • レベル1 基本の観察
      センサーを使って、窓を開ける前と後でCO₂濃度や温度がどう変わるか記録してみましょう。
    • レベル2 条件を変えて実験
      窓の開け方(少しだけ開ける、全開にする)や、扇風機の有無など、条件を変えて実験してみましょう。
    • レベル3 仮説を立てて検証
      「授業中に人が増えるとCO₂濃度は上がるだろうか?」や「エアコンをつけるとCO₂濃度は下がるだろうか?」など、自分なりの仮説を立てて、それが正しいか実験で確かめてみましょう。

      実験事例

      • 家族の集まりとCO₂
        夕食時など、家族みんながリビングに集まっているときのCO₂濃度を測ってみましょう。人が多いほどCO₂濃度が急激に上昇する様子が観察できます。
      • 寝室の朝の空気
        寝る前にCO₂濃度を測り、朝起きたときの濃度を測ってみましょう。一晩中窓を閉めていた場合、濃度がどのくらい上がっているか驚きの結果になるかもしれません。
      • 換気の方法を比較
        窓を1つだけ開けた場合と、対角線上にある2つの窓を開けた場合で、CO₂濃度が下がるスピードを比較してみましょう。空気の流れが可視化されるかもしれません。

        研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

        • センサーを用意する ネットショップなどで手軽に購入できる、CO₂・温度・湿度センサー付きのガジェットを用意しましょう。
        • 観察記録をつける 日時、場所、CO₂濃度、温度、窓の状態、人の人数などを細かく記録します。
        • グラフにする 記録したデータをグラフにすることで、変化がよりわかりやすくなります。
        • なぜかを考える 「どうしてCO₂濃度が上がったんだろう?」や「なぜ窓を開けるとすぐに下がったんだろう?」など、結果に対して疑問を持ち、原因を考えてみることが重要です。

        自由研究の進め方

        1. テーマ設定 「リビングの換気について調べよう!」など、具体的にテーマを決めます。
        2. 必要なものを用意 CO₂センサー、記録用のノートやスマホ、筆記用具など。
        3. 実験計画を立てる 「午前10時に窓を閉めた状態で計測する」→「窓を全開にして5分後に計測する」のように、手順を明確にしましょう。
        4. 観察・記録 計画通りにセンサーの値を記録します。
        5. 結果の整理 記録したデータをグラフや表にまとめます。
        6. 考察: なぜそのような結果になったのか、自分なりの考えをまとめます。
        7. 発表 模造紙やパワーポイントなどで研究内容をまとめ、家族や学校の友達に発表してみましょう。

        自由研究から発見したアイデア

        • AI換気システム CO₂濃度が一定の値を超えたら自動で換気扇を回したり、窓を開けるロボットを開発する。
        • 健康アプリ 部屋の空気の状態をチェックし、「そろそろ換気しましょう!」とアドバイスしてくれるアプリを考える。
        • 植物の力 換気だけでなく、CO₂を吸収してくれる植物を置くことで、どのくらい空気がきれいになるか実験する。

        この自由研究に関連する仕事

                • 建築家 快適で健康的な住まいを設計するために、空気の流れや換気システムを考える。
                • 研究者 CO₂や空気汚染が人体に与える影響について研究する。
                • 環境コンサルタント 企業や自治体に対して、環境改善のためのアドバイスを行う。
                • 商品開発者 センサーや空気清浄機など、快適な生活を送るための製品を開発する。

                まとめ

                今回の自由研究は、「目には見えないものを見える化する」という、科学のとても面白い部分を体験できます。ただデータを記録するだけでなく、「どうして?」という疑問を大切にして、自分なりの仮説を立て、それを証明していくことが大きな学びになります。この夏、身近な空気の秘密を探ってみませんか?

                 

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                • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
                • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
                • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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