レッドブル|グローバル飲料マーケット|ブランド比較|ブランド研究

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レッドブル

レッドブルは、元気を出したいときに飲む特別な飲み物です。例えば、スポーツをするときや勉強をがんばりたいときに飲むと、エネルギーが増えて疲れにくくなる効果があります。レッドブルにはカフェインやビタミンが入っていて、これが元気のもとになります。だけど、小学生はカフェインがたくさん入っているので、飲むのはちょっと注意が必要です。大人が飲むことが多く、特に疲れたときや集中したいときに飲まれています。

創業 1987年
資本金 10百万円(レッドブル・ジャパン株式会社)
従業員数 177カ国で17,848人(2023年)
販売国数 世界171カ国
本社所在地 オーストリア ザルツブルク州ザルツブルク
売上高 €5.044 billion≒8,800億円 (2018年)
営業利益 €1.3 billion≒2,300億円 (2018年)
売上総利益率 約70%
商品ラインナップ 70種類程度
商品価格帯 250ml缶で200円前後
出典:redbull.com

出典:redbull.com

市場カテゴリ

レッドブルは、【飲料】エナジードリンク市場と定義しました。飲料市場の中の一つのカテゴリー「エナジードリンク」。レッドブルはエナジードリンク市場の中で、「レッドブル」という新しい市場を生み出しています。また、リキッドデスは【飲料水】市場×ナイトイベント市場を定義しています。飲料市場の中でも「水」は味の差分をつけられないため、硬水や軟水などで差別化する会社が多く、そもそも差別化が難しいとされています。一方で、「リキッドデス」は、パッケージのデザインや名前などのクリエイティブで圧倒的な競合差別化を図っています。クラブやイベントでお酒を飲めない若い人がカッコよく水を飲む缶、これまでお酒が苦手な層にはどの企業もノンアルコールなどで課題解決を図ってきましたが、「水」で勝負しているのがリキッド・デスです。

ターゲット層

定義した市場カテゴリから、レッドブルのターゲット層をエナジードリンク購買層、リキッド・デスのターゲット層をナイトイベント参加者ノンアルコール利用層としています。それぞれのターゲット層のニーズから、さらに細分化したターゲット層もいくつか定義できそうです。(レッドブルに関しては、国内外の旅行やスポーツ観戦が趣味の若者(20~30代)、リキッド・デスに関しては男性×ロックな若者を中心としてクラブに通っている若者など)

出典:f1-gate.com

出典:f1-gate.com

レッドブルのマーケティング計画考察

解決している顧客の課題

海外でも高校生からしたらちょっとリッチなオシャレなジュース。コーラでもない、炭酸水を飲みたいわけでもない、「かっこよい自分」の演出にはうってつけ。

ブランドを知らない人への認知の方法

プロモーションターゲットに20~30代の男女、よくSNSを使っている人たちへの訴求にニュースを積み重ねる。ストリートスポーツなどのイベントを開催しイベント収益を獲得しながらPRを実施するというかっこよさ。

商品のタッチポイント

店舗、インターネット販売、イベントなど

消費者の購買決定要素

  • エナジードリンクの象徴
  • カッコ良いプロモーションがすごい
  • スケートボードなどのストリートスポーツを連想
  • 先輩や仲間との時間

POD(他社との差別化要素)は何か?

飲料市場では新カテゴリーである「エナジードリンク」で「差別化」と、先駆者という「優位性」で、現在もトップブランドというポジショニングを維持しています。

キーワード

スポーツ、飲料市場の新カテゴリ

コミュニケーション(PR)

SNSやブログなどの口コミ(バイラル広告)を使って、大学生に無料でケースを配布し、売上は急速に拡大しました。都会の若い社会人をターゲットにした洗練されたマーケティングやスポーツやエンタメをベースにしたさまざまな広告キャンペーンを打ち出し、さらに、多くのスポーツチームを買収し、全面的にブランドを変更することで、存在感を高めていきました

出典:amazon.com

出典:amazon.com

まとめ

製造と流通などは委託して、マーケティングに注力している会社がレッドブル。日本国内でエナジードリンクといえばリポビタンDを思い浮かべる人も多いが、世界全体でのエナジードリンク市場の地位を確立したのはレッドブルであり、市場カテゴリのイメージ作りからスタートしている。エナジードリンクの定義を、栄養ドリンクのような疲れを癒やすために飲むという概念ではなく、スポーツでのパフォーマンスを高めるため、クラブで踊るときにテンションを上げるために飲むというものとして、「レッドブル」のイメージを確立していった。一方で、リキッド・デスには「カントリークラブ」という会員制度があり、顧客は「魂を売る」代わりに、限定発売への早期アクセスなどの特典を手に入れることができるという斬新な価値観を提案。水を売っているよりかはリキッドデスの世界観の売り込みに近い。「イケている飲み物」という観点ではレッドブルに近いものはあるが、「ただの水」をかっこよく、環境にも配慮をしているという点では、新しいコンセプトがあり、後発でも爆発的人気になったのではないか。(と思われます)

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出典元

レッドブルに関連
https://en.wikipedia.org/wiki/Red_Bull
https://www.redbull.com/jp-ja/energydrink
https://www.cccbiz.jp/columns/cccdata5
https://business.ntt-east.co.jp/bizdrive/column/dr00029-035.html
https://amsstudio.jp/news/red-bull-marketing
https://www.yodobashi.com/product/100000086600294351/
https://www.energydrinkmania.net/red_bull/
https://ascii.jp/elem/000/004/144/4144772/

リキッド・デスに関連
https://en.wikipedia.org/wiki/Liquid_Death#cite_note-35
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-11/SA75CVT0G1KW00
https://note.com/sannpeiblog/n/na06b959457b5
https://withnews.jp/article/f0200514004qq000000000000000W02311101qq000021124A
https://digiday.jp/modern-retail/cult-following-how-liquid-death-sold-3m-worth-of-merch-last-year/
https://ameblo.jp/evopapa/entry-12842981209.html

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