広告プラットフォームの違いについて
CASE5ではプロモーション領域のデジタルマーケティング、特に広告について説明しながら課題を解決していきます。まずは、Google、Yahoo!、Microsoft広告についてその違いを見ていきましょう。
Google広告(Google Ads)
Google広告は世界最大の検索エンジンとYouTubeを活用し、広範囲なリーチと多様な広告形式を提供するプラットフォームです。
Google広告の種類
- 検索広告: Google検索結果ページに表示されるテキスト広告。
- ディスプレイ広告: Googleディスプレイネットワーク(GDN)上のウェブサイトやアプリに表示されるバナー広告。
- 動画広告: YouTubeやGoogleパートナーサイトで再生される動画広告。
- ショッピング広告: 商品情報を検索結果に表示する広告。
- リマーケティング: 過去にウェブサイトを訪れたユーザーにターゲット広告を配信。
Yahoo!広告(Yahoo! Japan広告)
Yahoo!広告は日本市場に特化し、国内での強いユーザーベースと多様な広告オプションを持つプラットフォームです。
Yahoo!広告の種類
- 検索広告: Yahoo! Japan検索結果ページに表示されるテキスト広告。
- ディスプレイ広告: Yahoo! JAPANのホームページや関連サイトに表示されるバナー広告。
- ネイティブ広告: コンテンツと自然に融合した広告形式。
- ショッピング広告: Yahoo!ショッピングに表示される商品広告。
Microsoft広告(旧Bing Ads)
Microsoft広告はBing、Yahoo、AOLの検索ネットワークを活用し、LinkedInデータによる高度なB2Bターゲティングが可能な広告プラットフォームです。
Microsoft広告(旧Bing Ads)の種類
- 検索広告: Bing、Yahoo、AOL(アメリカ合衆国のインターネット接続サービス・ポータルサイトの名称)検索ネットワークに表示されるテキスト広告。
- ディスプレイ広告: Microsoft Audience Network上のウェブサイトやアプリに表示されるバナー広告。
- ショッピング広告: 商品情報をBing検索結果に表示する広告。
上記から御社のサービスカテゴリ、市場エリア、市場の規模、サービスフェーズなどから広告プラットフォームを選定することをお勧めしています。2024年日本国内ではMicrosoft広告とYahoo!広告では閲覧するユーザーセグメントは大きく異なっており、商品やサービスに即して広告プラットフォームを運用する重要性を指摘しています。
【質問】御社の運用している広告プラットフォームを利用するユーザーは、御社の定義しているターゲットが内包しているセグメントですか?
検討すべきは広告プラットフォームと広告手法
商品カテゴリやターゲット市場規模、ターゲットエリアやフェーズに即して広告プラットフォームと広告手法を使い分ける例をご紹介します。
月額広告予算を100万円とし、商品カテゴリを男性用化粧品(特にエイジングケアとスキンケアの同時効果)、販売チャネルがECサイト、ターゲット市場規模800万人、ターゲットエリアが全世界、ターゲットセグメントが40代以上の男性という条件で、各プラットフォームのパフォーマンスやコンバージョンへの寄与について説明します。
Google広告(Google Ads)
Google広告では高いターゲティング精度と広範なリーチを活かし、特に検索広告での高いコンバージョン率が期待されます。ディスプレイ広告とYouTube広告でのリマーケティングによる補完効果を期待した配分で広告を運用します。
Google検索広告
高いクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)が期待できます。特にエイジングケアやスキンケアに関心のある40代以上の男性をターゲットにしたキーワード設定により、ニーズにマッチしたユーザーにリーチ可能です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告を検索広告と合わせて運用します。広範なリーチでブランド認知を高める効果があり、リマーケティング機能を活用することでECサイトへの再訪率を向上させることができます。
YouTube広告
検索広告とGDNと合わせてYouTube広告にも予算を投下します。動画広告を通じて製品の効果を視覚的にアピールし、関心を引くことが可能です。特に使用方法やビフォーアフターの映像を活用すると効果的です。
検索広告配分 | 50万円 |
---|---|
ディスプレイ広告配分 | 30万円 |
YouTube広告配分 | 20万円 |
Yahoo!広告(Yahoo! Japan)
Yahoo!広告では日本国内での強力なプレゼンスを活かし、日本市場に集中する場合に広告プラットフォームとして選定します。ネイティブ広告による自然な情報提供も合わせて費用対効果が最大化される配分を見極めます。
Yahoo!検索広告
検索広告では、特に日本国内でのリーチに強みがあります。40代以上の男性ユーザーをターゲットにすることで、関連性の高いトラフィックを獲得できます。)
Yahoo!ディスプレイ広告
Yahoo!ディスプレイ広告ではYahoo! Japanの多様なメディアネットワークを活用して、広範なオーディエンスにブランドをアピールできます。
Yahoo!ネイティブ広告
Yahoo!のネイティブ広告にも予算配分を行います。ネイティブ広告は自然なコンテンツとしてユーザーに受け入れられやすく、エイジングケアの詳細情報やユーザーストーリーを伝えるのに適しています。
検索広告配分 | 40万円 |
---|---|
ディスプレイ広告配分 | 30万円 |
ネイティブ広告配分 | 30万円 |
Microsoft広告(旧Bing Ads)
Microsoft広告は北米市場を中心に、LinkedInデータを活用したターゲティングでビジネスパーソンへのリーチを強化し、高いコンバージョン率が期待されます。日本国内でもWindowsやEdgeブラウザを利用する経営層やIT業界の生活者に対してデフォルト検索エンジンとしての強みを発揮します。
Microsoft検索広告
Microsoft広告の検索ネットワークは、Bing、Yahoo、AOLを含むため、特に北米市場での強いリーチを持っています。LinkedInのデータを活用して、ビジネスパーソンである40代以上の男性をターゲットにすることが可能です。)
Microsoftディスプレイ広告
ディスプレイ広告では、Microsoft Audience Networkを活用して、ターゲットオーディエンスに対してブランドを広くアピールできます。
検索広告配分 | 60万円 |
---|---|
ディスプレイ広告配分 | 40万円 |
【質問】広告プラットフォームはGoogleとYahoo!だけだと思っていませんか?ターゲット市場エリアやターゲット年齢層、また認知率に応じてプラットフォームと広告手法を使い分けましょう。
広告運用のご相談
当社では御社の月額広告予算に応じた範囲で一律の月額費用にて広告運用を行なっております。
広告運用に関するご相談は下記のフォームよりお問い合わせください。
コメント・メッセージ