INDEX
今回のテーマ
「地域の公共施設の利用者数を調べて混雑緩和策を提案してみよう」
私たちの身の回りには、図書館、公園、公民館、スポーツセンターなど、誰もが利用できる「公共施設」がたくさんあります。しかし、「行ってみたら座る席がなかった」「特定の時間だけすごく混んでいる」といった経験はありませんか?
この研究では、身近な施設の利用者数を実際に調査し、「なぜ混むのか」という原因を探り、どうすればみんなが快適に過ごせるかという解決策を中学生・高校生の視点で提案します。
自由研究の目的
この研究を通して得られる力は、単なる「観察力」だけではありません。
- データ分析の基礎 数値をグラフ化し、傾向を読み取る力が身につきます。
- 社会課題への意識 「みんなが使う場所」をより良くするという、公共の視点を持つことができます。
- 論理的思考力 現状(混雑)に対して、根拠(データ)に基づいた解決策を考えるプロセスを体験できます。
これは、将来どんな仕事に就いても必要とされる「問題解決能力」のトレーニングになります。
自由研究のゴール
- 基本レベル 曜日や時間帯ごとの利用者数の変化を記録する。
- レベルアップ 混雑の原因(周辺のイベント、天候、施設のルールなど)を特定する。
- 最高レベル 混雑を分散させるための「具体的なアクションプラン(提案書)」を作成する。
具体的な事例
- 市立図書館の自習室 試験休み期間や週末の午前中に集中する傾向はないか?
- 地域の児童公園 放課後の特定の時間帯に特定の遊具に子が集中していないか?
- コミュニティセンターのロビー お年寄りや学生など、時間帯によって利用層がどう入れ替わっているか?
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!
- 時間軸の比較 「平日 vs 休日」「午前 vs 午後 vs 夕方」。
- 場所の比較 「人気のエリア vs あまり使われていないエリア」。
- 予測と結果の比較 事前に「この時間は混むだろう」と予想を立て、結果と照らし合わせます。
自由研究の進め方
- 対象施設を決める 自分がよく行く、または気になっている施設を選びます。
- 調査の許可を取る 施設の人に「自由研究で利用者数を数えたい」と伝え、許可をもらいましょう(これ自体が貴重な社会経験になります)。
- 定点観測を行う 1時間おきに、その場に何人いるかを数えます。性別や年代(子ども、大人、高齢者)もメモするとより深まります。
- ヒアリング 施設の職員さんに「いつもどの時間が一番混みますか?」とインタビューします。
- データの可視化 折れ線グラフや棒グラフにして、混雑の「山」を見つけます。
自由研究から発見したアイデア
- デジタル活用案 「現在の混雑状況をスマホで見られるQRコードを入り口に掲示する」。
- インセンティブ案 「空いている時間に来た人に、図書カードのポイントを倍にする」。
- レイアウト変更案 「いつも混んでいるロビーの机を、使われていない廊下の隅に分散配置する」。
この自由研究に関連する仕事
- 都市計画家 街全体の建物の配置や人の流れをデザインする。
- データサイエンティスト 膨大なデータを分析して、企業の意思決定をサポートする。
- 施設管理者(ファシリティマネージャー) 建物や施設を効率よく、安全に運営する専門家。
- 公務員 地域の住民が暮らしやすい仕組みやルールを作る。
まとめ
地域の施設を観察することは、「社会の縮図」を見ることと同じです。 最初はただの数字の羅列に見えるかもしれませんが、グラフにした瞬間、そこに人々の生活のリズムが浮かび上がってきます。
「もっとこうなればいいのに」というあなたの小さな気づきが、地域をより良くする大きな一歩になります。まずはノートとペンを持って、近くの施設に出かけてみませんか?
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。





