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コンセプトボードとは?
コンセプトボード(Concept Board)は、自社ブランドに関連する製品やサービスのコンセプトブックです。具体的には、プロジェクトやアイデアのビジュアルプレゼンテーション、プロモーションにおける情報提供を行うためのツールになります。
コンセプトボードの内容はブランドカテゴリや利用目的、ブランドごとに最良なものを決定してください。下記は参考になる項目です。
1. サービスリンク | 製品やサービスブランドを紹介しているページのURLを記載します。 |
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2. サービスブランド名 | 製品やサービスのブランド名を記載します。 |
3. ブランドコピー | ブランドのキャッチコピーを記載します。多くの場合は20文字以内で製品サービス説明と合わせて60文字以内で作成します。 |
4. 製品サービス説明 | 製品サービスの説明文を記載します。多くの場合は40文字以内でブランドコピーと合わせて60文字以内で作成します。 |
5. 主要な機能 | ユーザーや顧客が体験する主要な機能を記載します。 |
6. 想定するユーザー便益 | 主要な機能がもたらす付加価値やベネフィットを記載します。 |
7. パートナー・中間顧客の便益 | ブランドを扱う可能性のある中間顧客やブランドを共に育てるパートナーの便益を記載します。 |
8. リード獲得施策ToB/ToC | フロント商品を認知し体験してもらうリード顧客をどのように獲得するかを記載します。 |
9. エンドクライアント価格 | 価格を記載します。 |
10. イベント提供価格・限定価格 | 価格競争は行いませんが、自社主催のイベントやロイヤリティ顧客向けの限定価格を記載します。 |
11. 特徴・使用方法 | ユーザーや顧客が試用体験を実施する段階から実際に購入後の体験における製品サービスの特徴と使用イメージを記載します。 |
12. 戦略ターゲット | 製品サービスカテゴリのターゲットを記載します。 |
13. 優先ターゲット | カテゴリターゲットの中でもニーズで分類された優先ターゲットを記載します。 |
14. プロモーションターゲット | インフルエンサーや製品サービスに敏感に反応する層で、購買に至らずともブランドを拡散してくれるターゲットを記載します。 |
15. マーケティング基本戦略 | マーケティングの基本戦略を認知、配荷率、価格、製品品質、ブランドエクイティの観点で記載します。 |
16. Mission/Vision/Concept | 存在意義、中長期的ビジョン、短期的なコンセプトを記載します。 |
コンセプトボード作成のメリット
メリット
- プロジェクト、製品、サービス、ブランドのアイデアや情報やビジュアルイメージを集めて一つのボードにまとめることで、関係者全員が同じイメージを共有することができる全体の雰囲気やテーマを視覚的に表現します。
- デザインプロセスの初期段階で、インスピレーションを集めるために使用することもできます。色、テクスチャ、形状、フォント、イメージなどの最終決定の判断材料となり、プロジェクトの方向性を決定する手助けとなります。
- 組織やチーム、クライアントとのコミュニケーションツールとしてコンセプトボードは活用できます。視覚的な資料を使うことで、言葉だけでは伝わりにくいニュアンスやディテールを明確に伝えることができるため共通認識でプロジェクトを進める手助けをしてくれます。
- アイデアやインスピレーションを整理し、プロジェクトのコンセプトを整理できることが最大のメリットです。複数のアイデアや要素を一つのボードにまとめることで、マーケティング全体の方向性を把握しやすくなります。
コンセプトボードのデザイン要素
コンセプトボードは、マーケティングキャンペーンやイベントプランニングだけではなく、デザインプロジェクト(例えばインテリアデザイン、ファッションデザイン、ブランドデザインなど)など、様々な分野で使用されます。デザインプロジェクトやイベントの場合はデザイン要素を追加することで視覚的な共通認識をさらに高めることが可能です。
ビジュアル素材 | 写真、イラスト、テキスチャ、カラーパレットなど |
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デザインテキスト | キャッチフレーズ、キーワードなど |
グラフィック要素 | ロゴ、アイコン、パターン |
レイアウト要素 | 素材をどのように配置するかのレイアウトデザイン |
画像素材引用元: UnsplashのTran tuanが撮影した写真
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