脳とコンピューターをつなぐ!脳波インターフェース研究者の挑戦
脳波インターフェース(BMI)研究者は、人間の「脳」と「コンピューター」を直接つなぐ最先端の技術を開発する仕事です。頭で考えるだけでロボットを動かしたり、言葉を発せずに気持ちを伝えたりするSF映画のような世界を現実のテクノロジーへと変えていきます。医療やゲームなど、これからの未来を大きく変える大注目の職業です。
この仕事の一番の魅力は、「人間の可能性を無限に広げられること」です。病気や事故で体が動かなくなってしまった人が、頭で考えるだけで車椅子を操作したり、ロボットの手足を自分の体のように動かしたりできるようになるため、世界中の困っている人々を劇的に救うことができます。 また、自分が作ったプログラムによって、コンピューターが人間の「思った通り」に反応した瞬間の感動は言葉にできません。まだ誰も成し遂げていない未知の領域に挑戦し、未来の新しい当たり前を自分の手で作り出していけるワクワク感に満ちあふれています。
脳波インターフェース研究者の仕事とは?
脳波インターフェース研究者は、私たちが何かを考えたときに脳から出るかすかな「電気信号(脳波)」をキャッチし、それをコンピューターが理解できる命令に翻訳する仕組みを作っています。
- 脳波を読み取る「帽子」や「チップ」の開発 髪の毛よりも細いセンサーを使って、脳のどの部分が働いているかを正確にキャッチする装置を作ります。
- 脳の声を翻訳する「AI(人工知能)」のプログラム作成 「右手を動かしたい」と考えているときの脳波パターンをAIに学習させ、正しい命令へ変換するシステムを開発します。
- 頭の中の言葉を画面に映し出す実験 声が出せない患者さんが、頭の中で文字を思い浮かべるだけで、パソコンの画面にスラスラと文章が入力されるようなシステムをテストします。
脳波インターフェース研究者の魅力!
- 世界中の困っている人をテクノロジーで救える!
手足が不自由な人が、脳波を使って自分の力でロボットアームを動かし、コップを持ってジュースを飲めるようになります。人々の生活をガラリと幸せに変えられる、最高のやりがいがあります。 - SF映画のような未来のゲームや乗り物を作れる!
コントローラーを使わずに、頭の中で「右へよけろ!」「必殺技を出せ!」と考えるだけでキャラクターを操作できる、未来のゲーム開発にも関わることができます。 - 世界トップクラスの報酬が得られる!
最先端のIT、AI、医学の知識が必要とされるため、世界的にとても価値が高い仕事です。アメリカのシリコンバレーなどのトップ企業や研究機関では、平均年収が1,500万円〜3,000万円以上になることも珍しくなく、実力次第で若くして大きな報酬を得られます。 - 世界中の天才たちとチームを組んで働ける!
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、世界各国の医学、ロボット工学、データサイエンスの専門家が集まるグローバルなチームで、英語を使って一緒に大冒険のような研究を進められます。 - 毎日が「世界初の発見」の連続で飽きない!
人間の脳は、宇宙と同じくらいまだ分かっていないことだらけです。「こうすればもっときれいに脳の声を聴けるぞ!」という新しい発見が毎日起こる、スリリングで知的な楽しさがあります。
脳波インターフェース研究者になるには?
- ステップ1 脳やパソコンへの「なぜ?」を大切にしよう!
「人間の頭の中ってどうなってるの?」「パソコンはどうやって動くの?」という好奇心がスタートです。あなたは自分の脳がどうやって手足を動かしているか、不思議に思ったことはありますか? - ステップ2 科学・算数・英語を楽しく学ぼう!
研究者になるには、数字の計算や理科の実験が大好きになることが大切です。また、世界中の仲間と話すために英語も必要になります。学校の勉強が未来のロボットにつながっているとしたら、ワクワクしませんか? - ステップ3 プログラミングや電子工作に挑戦してみよう!
パソコンで簡単なゲームを作ったり、小さなロボットを動かしたりしてみましょう。自分で組み立てたプログラムが思った通りに動いたとき、どんな気持ちがするでしょうか? - ステップ4 大学や大学院で専門のチームに入ろう!
高校を卒業したら、大学の「工学部」「情報理工学部」「医学部」などに進み、脳科学や人工知能の専門的な知識を深く学びます。あなたは「脳の仕組み」と「ロボットの改造」、どちらに一番興味がわきそうですか? - ステップ5 最先端の研究室や企業へ飛び込もう!
大学院を卒業した後は、大学の教授として研究を続けたり、最先端のテクノロジー企業(イーロン・マスク氏が率いるNeuralinkなど)に就職して、プロの研究者として世界デビューします。
この分野で有名なプロフェッショナル
脳波インターフェースの世界的パイオニアとして有名なのが、ブラジル出身のミゲル・ニコレリス教授です。彼は、脳の信号を読み取ってロボットを動かす研究を長年続けてきました。
特に世界を驚かせたのが、2014年のサッカー・ブラジルW杯の開会式です。事故で下半身が完全に動かなくなってしまった青年が、ニコレリス教授の開発した「脳波で動くロボット外骨格スーツ」を装着し、頭で「ボールを蹴る」と念じるだけで、見事に大会の最初のキックオフを行いました。
テクノロジーの力を使えば、人間の体はもう一度動かすことができるという感動の瞬間を世界中に証明し、多くの人々に大きな希望を与えた素晴らしい研究者です。
マーケィングの観点から見ると?
この仕事は、将来的に「国境、言語、身体の限界をすべてなくす」という地球規模の素晴らしい未来をもたらします。
たとえば、言葉が通じない海外の人とも、頭の中で考えたイメージを直接コンピューター経由で相手の脳へ伝えることで、一瞬で心が通じ合える「未来のコミュニケーション」が実現するかもしれません。
さらに、地球上だけでなく、宇宙空間や深海といった人間が歩けない危険な場所にあるロボットを、地球にいながら自分の体のようにシンクロさせて操縦し、宇宙開発を大きく進めることも可能になります。病気や障害による不自由を世界中からなくし、人類全員がどこにいても自由に活躍できる世界を作る、まさに地球の未来を背負うロマンあふれる仕事なのです。
自由研究の例
- ステップ1 自分の「五感のアンテナ」を大実験! 目をつぶって片足立ちをすると、なぜすぐにフラフラしちゃうのかな?脳が体全体にどんな命令を出しているか、目や耳、手の感覚を使った実験をしてノートに結果をまとめてみよう!
- ステップ2 「脳波」の正体を本やネットで調べてみよう! ぐっすり眠っている時と、算数の難しい問題を解いている時、脳の電気信号はどう違うかな?「アルファ波」や「ベータ波」という不思議な言葉について調べて、グラフやイラストで表してみよう!
- ステップ3 未来の「脳波グッズ」のアイデア設計図を描こう! もし頭で考えるだけでなんでも動かせるなら、あなたはどんな秘密道具を作りたい?「考えるだけで部屋が片付くロボット」や「宿題を代わりにやってくれる鉛筆」など、自由な発想で未来のアイテムのイラストと、どうやって脳波をキャッチするかを説明する設計図を書いてみよう!
まとめ
脳波インターフェース研究者は、人間の「心」と「テクノロジー」を結びつける、未来の魔法使いのような仕事です。いま学校で学んでいる理科や算数、プログラミングの知識は、すべてこのSFのような世界を現実にするための大切な鍵になっています。
「こんな未来があったらいいな」「困っている人を自分のアイデアで助けたい!」という強い気持ちがあれば、いつかあなたが世界を驚かせる研究者になって、人類の歴史を塗り替える日が来るかもしれません。まずは自分の頭の中の不思議を探る小さな一歩から、自由研究を始めてみませんか?
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。





