自由研究649|地球のエネルギーバランスを知る!放射冷却が起きる条件と地表温度の変化を観測してみよう

INDEX

今回のテーマ

    「放射冷却が起きる条件と地表温度の変化を観測してみよう」

    冬の朝、家を出た瞬間に「うわっ、昨日の夜よりずっと寒い!」と感じたことはありませんか?風が強いわけでもないのに、地面に近いところだけがキンキンに冷える現象、それが「放射冷却(ほうしゃれいきゃく)」です。

    地球は太陽から熱をもらっていますが、夜になると逆に熱を「赤外線」として宇宙へ逃がしています。この「熱を逃がす仕組み」がどうやって起きるのか、そして地面の温度がどう変化するのかを、自分の目で確かめてみるのが今回のテーマです。

    自由研究の目的

    どうして放射冷却が起きる条件と地表温度の変化を観測してみの?

    • 天気の予測ができるようになる 「明日の朝は冷え込んで霜(しも)が降りるかも」といった予報の理由がわかります。
    • 農業や暮らしに役立つ 農家さんは放射冷却による「霜害」から作物を守るために工夫しています。
    • 環境問題への理解 二酸化炭素が増えるとどうして温暖化するのか?という仕組みも、実はこの熱の逃げ方の変化に関係しています。

    自由研究のゴール

    この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

    • 初級 気温と地面の温度の違いをグラフにできる。
    • 中級 「晴れの日」と「曇りの日」で、温度の下がり方にどんな違いがあるか説明できる。
    • 上級(レベルアップ!) 放射冷却が起きる「条件」を自分で定義し、翌朝の温度をピタリと予想できるようになる。

    具体的な事例

    例えば、こんな日を狙って観測してみましょう。

    • ケースA(放射冷却日和) 風が弱く、空に雲が一つもない星空の夜。
    • ケースB(あまり冷えない夜) 厚い雲に覆われたどんよりした夜。

    実際の結果では、ケースAの方が地面の温度が急激に下がります。雲は「毛布」のような役割をしていて、地球が放出した熱を跳ね返してくれるからです。毛布がない(雲がない)と、熱はそのまま宇宙まで逃げていってしまう、というわけです。

              研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

              1. 比較すること 1日だけのデータではなく、天気の違う数日分を比較しましょう。
              2. 「高さ」を変えて測る 自分の身長くらいの「気温」と、地面スレスレの「地表温度」の両方を測ると、放射冷却の特徴がよく見えてきます。
              3. 風の有無を記録する 風が強いと、冷えた空気と暖かい空気が混ざってしまうため、放射冷却は起きにくくなります。

              自由研究の進め方

              1. 道具をそろえる 温度計(できれば非接触型の赤外線温度計があると地表温度が測りやすいです)とノートを用意します。
              2. 場所を決める 庭やベランダなど、毎日同じ場所で測れるポイントを決めます。
              3. 観測スケジュール 寝る前(午後9時ごろ)と、朝起きてすぐ(日の出直前が一番冷えます)に測定します。
              4. 記録する 気温、地表温度、天気、雲の量(10段階で記録するとプロっぽい!)、風の強さをメモします。
              5. 分析する 横軸を時間、縦軸を温度にしてグラフを書いてみましょう。

              自由研究から発見したアイデア

              基本の観測が終わったら、こんな面白い実験に挑戦してみませんか?

              • 「素材」による冷え方の違い 芝生の上、コンクリートの上、土の上。どこが一番冷えやすいでしょうか?
              • ミニ温室を作ってみる 段ボールやビニールを被せた場所とそうでない場所で、どれくらい温度差が出るか試してみましょう。
              • 「宇宙の窓」を探す 雲が少しだけあるとき、雲の下と、雲の隙間から見える空の下で、温度計の数値が変わるか実験してみるのもスリリングです。

              この自由研究に関連する仕事

              • 気象予報士 霜や霧の発生を予測し、人々に注意を呼びかけます。
              • スマート農業エンジニア センサーを使って放射冷却を察知し、自動でヒーターを動かして作物を守るシステムを作ります。
              • 建築家 夏は涼しく、冬は放射冷却をうまく使って(あるいは防いで)快適に過ごせる省エネ住宅を設計します。

              まとめ

              放射冷却は、私たちが住む地球が宇宙へと呼吸しているような現象です。寒さに負けず、温度計を手に外へ出てみれば、目には見えない熱の流れを感じることができるはずです。

              「今日は星が綺麗だから、明日の朝は氷が張るかも!」そんな風に、自然のサインを読み解けるようになる頃には、あなたは立派な「空の探検家」です。

                     

                    関連書籍

                    身近な仕事について考えてみよう!

                    • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
                    • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
                    • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

                    foodots.

                    foodots.

                    食文化動画メディア

                    空庭のテーマ

                    この記事が気に入ったら
                    フォローしてね!

                    空庭をみんなで活用してね!
                    • URLをコピーしました!
                    INDEX