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今回のテーマ
「昆虫の足の数や体の模様を分類して手作り図鑑を作ってみよう」
この研究のテーマは、「昆虫の体のつくりを徹底的に観察し、共通点と相違点を見つけること」です。
ただ昆虫の名前を調べるだけでなく、「足は何本ある?」「どこから生えている?」「羽の模様にはどんな規則性がある?」といったポイントを絞って観察します。集めた情報を自分なりに分類(グループ分け)することで、世界に一つだけの「オリジナル分類図鑑」を作り上げます。
自由研究の目的
- 「観察眼」を養うため なんとなく「カブトムシだ!」と見るのと、「足の先に鋭いツメが2つある」と見るのでは、情報の解像度が全く違います。この細かい変化に気づく力は、科学だけでなく芸術や勉強のあらゆる場面で役立ちます。
- 「分類」という思考法を学ぶため 世の中の膨大な情報を整理するためには、ルールを決めて分ける力(分類)が必要です。昆虫を通して、論理的に物事を整理するトレーニングができます。
自由研究のゴール
- 初級 近所で見つけた昆虫の名前と、足の数を記録する。
- 中級 足の形(トゲがある、吸盤があるなど)や、模様のパターン(しま模様、水玉模様など)でグループ分けをする。
- 上級(レベルアップ!) 「なぜその形・模様をしているのか?」という自分なりの仮説を立てる。例えば、「草むらにいる虫は、敵から見つかりにくいように緑のしま模様が多いのではないか?」といった考察を加えることで、研究の質がグッと上がります。
具体的な事例
例えば、以下のような切り口で観察してみましょう。
- 足の生え方のチェック 「昆虫の足は6本」と決まっていますが、実はすべて「胸」の部分から生えています。お腹から生えている虫はいないか?クモ(足8本)やダンゴムシ(足14本)と何が違うのかを比較すると、昆虫の定義がはっきり見えてきます。
- 模様のシンメトリー(左右対称) チョウの羽を広げて観察すると、左右で模様がぴったり同じであることがわかります。なぜ自然界の生き物はこれほど正確な模様を描けるのか、定規で測ってみるのも面白いでしょう。
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!
1種類だけを詳しく調べるよりも、「森にいる虫」と「川辺にいる虫」など、環境の違う場所に住む虫を比べることで、模様や足の形にどんな違い(適応)があるのかが浮き彫りになります。
自由研究の進め方
- 準備 虫眼鏡、カメラ(スマホでも可)、スケッチブック、筆記用具を用意します。
- 採集・観察 公園や庭で昆虫を見つけます。捕まえなくても、写真に撮るだけでOKです。
- データ作成 以下の項目をメモします。
- 名前(わからなければ「黒い甲虫」などで仮決め)
- 足の数と形
- 体の色・模様(スケッチするとより良い)
- 見つけた場所
- 分類 集めたデータを「足が太いグループ」「背中に点があるグループ」など、自分で決めたルールで並べ替えます。
- まとめ 図鑑の形式でまとめます。最後に「わかったこと・不思議に思ったこと」を書いて完成です。
自由研究から発見したアイデア
昆虫の模様や体の仕組みを観察していると、新しい発明のヒントが見つかるかもしれません。
- 昆虫カモフラージュ・ファッション 虫の模様をヒントに、「森の中で見えなくなる服」や「都会の夜に溶け込む服」のデザインを考えてみる。
- 多脚ロボットの設計 昆虫の足の関節の動きを真似して、デコボコ道でも転ばないロボットの足の形を提案してみる。
この自由研究に関連する仕事
- 昆虫学者(理学研究者) 生き物の生態を研究し、新種を発見する。
- 博物館学芸員(キュレーター) 標本を整理・分類し、その魅力を伝えるプロ。
- データサイエンティスト 膨大なデータを共通点ごとに整理し、役立つ情報を取り出す。
まとめ
昆虫の足や模様をじっくり見ることは、自然が何百万年もの時間をかけて作り上げた「デザインの秘密」を解き明かす作業です。
「足が6本なのはなぜ?」「なぜこの虫は派手な模様なの?」という小さな疑問を大切にしてください。図鑑が完成したとき、あなたは身近な公園が、これまでとは全く違う「宝の山」に見えるようになっているはずです。
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。





