自由研究446|海洋プラスチックごみ問題「海をきれいに!プラスチックごみを減らすアイデアを考えよう」

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海をきれいに!プラスチックごみを減らすアイデアを考えてみよう!

私たちの生活を便利にしてくれるプラスチック。しかし、そのプラスチックが「ごみ」として海に流れ出し、世界中の海を汚染しているのが「海洋プラスチックごみ問題」です。捨てられたペットボトルやお菓子の袋などが、波や紫外線によって細かく砕けて「マイクロプラスチック」となり、海の生き物や私たちの暮らしに大きな影響を与えています。

どうしてプラスチックごみを減らすアイデアを考えてみるの?

なぜ、この問題について学ぶ必要があるのでしょうか?それは、この問題が遠い国の話ではなく、私たちの生活と直接つながっているからです。魚がエサと間違えてプラスチックを食べてしまうと、その魚を食べる私たちの体にも影響が及ぶかもしれません。また、美しい砂浜がごみで埋め尽くされたら、大好きな海水浴も楽しめなくなってしまいます。未来の美しい地球と、私たち自身の健康を守るために、この問題を知り、考えることがとても大切なのです。

自由研究のゴール

この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

      この自由研究のゴールは、ただ問題を調べるだけではありません。君だけの「解決策」を見つけ出し、行動するヒーローになることです!

      • レベル1 知る! 海洋プラスチック問題の原因や現状を、世界と日本の両方の視点から調べて理解する。
      • レベル2 探す! 私たちの身の回りにあるプラスチックごみを調査し、それがどこから来るのか、どうすれば減らせるのかを探求する。
      • レベル3 創る! 調査結果をもとに、プラスチックごみを減らすための新しいアイデアや、みんなに問題を知ってもらうためのユニークな方法を考え出し、提案する。

      海洋プラスチックごみ問題の例

      世界中では、こんなことが起きています

      • ウミガメの涙 海に漂うビニール袋を、好物のクラゲと間違えて食べてしまい、病気になったり死んでしまったりするウミガメがたくさんいます。
      • 見えない脅威「マイクロプラスチック」 私たちが普段使っている歯磨き粉や洗顔料に含まれる小さなプラスチックの粒(マイクロビーズ)や、大きなプラスチックごみが砕けたマイクロプラスチックが海に流出。それをプランクトンが食べ、さらに小さな魚、大きな魚…という食物連鎖を通じて、最終的に私たちの食卓にのぼる可能性があります。
      • ごみでできた島 太平洋には「太平洋ごみベルト」と呼ばれる、世界中から流れ着いたプラスチックごみが集まる巨大なエリアが存在します。その面積は、日本の約4倍とも言われています。

      研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

      1. どこから来るの?(発生源の調査) 私たちの家、学校、街。どんな場所で、どんなプラスチックごみが生まれているのかを観察してみよう。ポイ捨てされたごみが、雨や風で川に運ばれ、やがて海にたどり着く道のりを想像することが重要です。
      2. どんな影響があるの?(影響の調査) プラスチックごみが、海の生き物、自然環境、そして私たち人間にどのような影響を与えているのかを、図鑑やインターネット、ニュース記事などを使って調べてみましょう。
      3. 私たちに何ができる?(解決策の探求) 世界ではどんな対策が行われている?そして、小学生・中学生の私たちには何ができる?3R(リデュース、リユース、リサイクル)の視点から、具体的なアクションを考えてみよう。

      自由研究の進め方

      • ステップ1 身の回りのプラスチック調査 まず、自分の家のごみ箱を1日観察してみよう。どんな種類のプラスチックごみが出ているかな?(ペットボトル、食品トレー、お菓子の袋など)ノートに書き出して、分類してみよう。
      • ステップ2 街のプラスチック調査 通学路や近所の公園を歩いて、「ポイ捨て」されているプラスチックごみを探してみよう。どんなものが、どんな場所に捨てられているかな?(安全に気をつけて、ごみには直接触らないようにしよう!)
      • ステップ3 インタビューとアンケート 家族やお友達に、「プラスチックごみを減らすために、何か工夫していることはありますか?」とインタビューしてみよう。簡単なアンケートを作って、多くの人の意見を集めるのも面白い!
      • ステップ4 世界の取り組みをリサーチ インターネットや本を使って、海外の国々や企業が行っているユニークな取り組みを調べてみよう。(例:レジ袋の有料化、リサイクルしやすい製品デザイン、海のごみを集める機械など)
      • ステップ5 分析とアイデア出し 調査結果を振り返り、「なぜこのごみが多いんだろう?」「どうすればこのごみを減らせるかな?」と考えよう。ステップ4で知った世界の取り組みをヒントに、君だけの新しいアイデアをたくさん書き出してみよう。
      • ステップ6 まとめと発表 調査した内容、分析した結果、そして君が考えた「プラスチックごみを減らすためのアイデア」を模造紙やスライドにまとめて、家族や友達、先生に発表しよう!

      自由研究から発見したアイデア

      君の自由な発想で、世界を驚かせるアイデアを考えてみよう!例えば…

      • アプリ開発の提案 自分が1日に使ったプラスチック製品を記録し、ポイント化して友達と競い合えるゲームアプリ「プラなしチャレンジ」を企画してみる。
      • 商品開発の提案 給食の牛乳パックやストローをなくすために、学校で使える「マイボトル&マイストロー」セットのデザインを考えてみる。繰り返し使えるおしゃれなデザインがポイント!
      • キャンペーンの提案 街で拾ったペットボトルのキャップを使って、巨大なアート作品を作る「キャップアート・プロジェクト」を企画し、多くの人に問題を知ってもらうきっかけを作る。

      この自由研究に関連する仕事

              • 環境コンサルタント 企業に対して、ごみを減らし、環境にやさしい活動をするためのアドバイスをする専門家。
              • 材料科学者/研究者 海で分解される「生分解性プラスチック」など、環境に負担をかけない新しい素材を開発する科学者。
              • NPO/NGOスタッフ 世界中の仲間と協力して、ビーチクリーン活動を企画したり、政府に環境保護のルール作りを働きかけたりする仕事。
              • プロダクトデザイナー 最初からごみが出にくい、リサイクルしやすい製品をデザインする仕事。

              まとめ

              海洋プラスチックごみ問題は、とても大きく複雑な問題です。しかし、この記事を読んでくれた君のように、一人ひとりが問題に関心を持ち、小さなことから行動を始めることが、解決への大きな一歩となります。ごみを一つ拾うこと、マイボトルを持つこと。そんな君の行動が、10年後、100年後の美しい海を守る力になります。この自由研究を通じて、未来の地球を守るリーダーになってくれることを願っています!

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              身近な仕事について考えてみよう!

              • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
              • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
              • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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