世界の仕事459|建物自体がCO2を吸い取って固まる新しい街の素材を作る!二酸化炭素吸収コンクリート設計士

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建物自体が空気中のCO2を吸い取って固まる新しい街の素材を作る!二酸化炭素吸収コンクリート設計士

二酸化炭素(CO2)を吸収して固まる「環境配慮型コンクリート」を開発・設計する仕事です。従来のコンクリートは製造時に大量のCO2を排出しますが、この仕事は逆にCO2を素材の中に閉じ込め、地球を冷やす手助けをします。建築と化学の力を使い、未来の街を「巨大なCO2貯蔵庫」に変える、地球温暖化解決の切り札となる職業です。

最大の魅力は、自分が手がけた建物や道路が、そこに存在するだけで地球を救っていると実感できることです。これまでの建設業界は「環境に負荷をかける」というイメージがありましたが、この仕事はその常識を180度変える先駆者になれます。また、世界中で「脱炭素(カーボンニュートラル)」の動きが加速しているため、あなたの技術が国境を越えて求められる点も大きなやりがいです。新しい材料を組み合わせる科学実験のようなワクワク感と、何十年も残るダイナミックな街づくりを同時に楽しめる、まさに「未来の当たり前」を創り出す知的な冒険といえる仕事です。

二酸化炭素吸収コンクリート設計士の仕事とは?

この仕事は、単にコンクリートを混ぜるだけではありません。例えば、発電所や工場から出たCO2を回収し、それを特殊な材料と混ぜ合わせて、コンクリートが固まる過程で炭酸カルシウムとして定着させる計算を行います。

具体的には、 ・ビルの壁や道路のブロックが、どれくらいのCO2を吸い込めるかのシミュレーション ・地震に耐えられる強さを保ちつつ、最大限のCO2を閉じ込めるための材料(配合)の設計 ・海の中に置くことで、サンゴの成長を助けながらCO2を固定する特殊なブロックの開発 といった、科学者とエンジニア、そして建築家の役割を合わせたような仕事を、チームで行っていきます。

        二酸化炭素吸収コンクリート設計士の魅力!

        1. 地球の「ヒーロー」になれる!
          あなたが設計したコンクリートが広まれば広まるほど、空気中のCO2が減っていきます。目に見えない温暖化ガスを「建物」という形に変えて封印する、現代の魔法使いのような役割です。
        2. 自分が作ったものが何十年も地図に残る!
          自分が設計に関わったビルや橋、公園のベンチなどが長く使われ、街の一部になる喜びがあります。子供や孫の代まで「あの建物が地球を守っているんだよ」と胸を張って言える仕事です。
        3. 高い報酬と将来の安定性!
          世界中で必要とされている技術のため、収入も魅力的です。日本の専門家の場合、平均年収は600万円〜900万円ほどですが、グローバルに活躍するトップ設計士になれば1,500万円を超えることも珍しくありません。
        4. 毎日が新しい発見の連続!
          「廃材を混ぜたらもっとCO2を吸うかも?」「この成分ならもっと強くなるぞ!」といった、学校の理科の実験の延長線上にあるような探究心を、仕事として一生続けることができます。
        5. 世界中のトップエリートと協力できる!
          気候変動は世界共通の課題です。GoogleやAmazonのような大企業もこの技術に注目しており、国境を越えて世界中の研究者やデザイナーと一緒にプロジェクトを進めるチャンスがあります。

        二酸化炭素吸収コンクリート設計士になるには?

        • ステップ1 身近な「もの」に興味を持とう!
          まずは「コンクリートはどうして固まるの?」「二酸化炭素ってどこにあるの?」という疑問を持つことからスタートです。
          家の周りにあるコンクリート、よく見るとどんな色や形をしているかな?
        • ステップ2 理科や数学を楽しもう!
          中学校や高校では、化学や物理、数学をしっかり学びましょう。材料を混ぜて新しい性質を作るには、これらの知識が土台になります。
        • ステップ3 大学で専門的な知識を学ぼう!
          大学の「工学部」や「環境科学部」などで、建築学や土木工学、材料化学を専攻するのが近道です。
          もし君が新しい材料を作るとしたら、何を混ぜてみたい?
        • ステップ4 資格やスキルを磨こう!
          「技術士」や「コンクリート技士」といった資格に挑戦したり、最新の環境技術を英語で学んだりして、プロとしての実力をつけます。
        • ステップ5 建設会社や研究機関に入ろう!
          最先端のコンクリートを研究している会社や、未来の都市計画を立てるチームに参加して、設計士としてのキャリアをスタートさせます。

        この分野で有名なプロフェッショナル

        ロブ・ニベン(Rob Niven)氏

        この分野をリードする一人に、カナダの企業「カーボンキュア(CarbonCure)」の創業者、ロブ・ニベン(Rob Niven)氏がいます。彼は学生時代に、コンクリートにCO2を注入することで強度が増し、環境にも優しい素材になることに気づきました。

        彼は単なる研究者にとどまらず、その技術をビジネスとして成功させ、世界中のコンクリート工場に導入することに成功しました。ビル・ゲイツ氏などの著名な投資家からも支援を受け、これまでに数百万トンものCO2削減に貢献しています。「アイデアを形にし、世界を救うビジネスに変える」彼の姿勢は、多くの若き設計士たちの憧れとなっています。

        マーケィングの観点から見ると?

        現在、世界中の都市化が進み、今後30年間で「ニューヨーク1つ分」に相当する建物が毎月どこかで建設されると言われています。もしこれらすべてをCO2吸収型コンクリートで作ることができたらどうでしょうか?

        建物が建つたびに地球がきれいになる「森のような都市」が実現します。これは、発展途上国のインフラ整備と環境保護を両立させる唯一の方法かもしれません。この仕事は、単なる建設業の枠を超え、地球の寿命を延ばすための「地球のお医者さん」のような役割として、21世紀で最も重要な職業の一つになるでしょう。

        自由研究の例

        二酸化炭素吸収コンクリート設計士の仕事をもっと知りたいあなたに、こんな自由研究はいかが?

            • ステップ1 調査
              街の中にあるコンクリートを探してみよう。道路、電柱、建物……。どんなところに使われているかな? もしコンクリートがこの世からなくなったら、どんな困ることが起きるかな?
            • ステップ2 実験
              「固まる」ってどういうこと?石灰や粘土、砂などを使って、何が一番カチカチに固まるか実験してみよう。 水と粉の混ぜ方を変えると、強さはどう変わるかな?
            • ステップ3 想像
              「二酸化炭素を吸う建物」があったら、どんな形にしたい?絵を描いたり、模型を作ったりしてみよう。 建物の表面が、植物みたいにCO2を吸い込むとしたら、どんな色や手触りだろう?
            • ステップ4 発表
              調べたことや考えたことをまとめてみよう。「未来の街にはこんな素材が必要だ!」という君の提案を教えてね。

            まとめ

            「二酸化炭素吸収コンクリート設計士」は、グレーで無機質だった街の風景を、地球を救う「緑の力」を持つ場所に変える素晴らしい仕事です。 化学、建築、そして地球を想う心。そのすべてを活かして、あなたも未来の地図を描く一人になってみませんか?空庭は、そんなあなたの好奇心を応援しています!

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            身近な仕事について考えてみよう!

            • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
            • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
            • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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