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今回のテーマ
「朝食の前と後の集中力テストをして朝食の効果を調べてみよう」
「朝ごはんを食べないと頭が働かないよ!」と大人に言われたことはありませんか? でも、本当のところはどうなのでしょう。お腹が空いている方がシャキッとするのか、それともエネルギーを補給した方が冴えるのか。
この研究では、朝食を食べる「前」と「後」で簡単な集中力テストを行い、そのスコアの変化を記録します。 自分の脳が「朝ごはん」という燃料をどう使っているのか、数字で解き明かすセルフ実験です。
自由研究の目的
私たちの脳は、体重のわずか2%ほどの重さしかありませんが、体全体のエネルギーの約20%を消費する「大食い」な臓器です。
- エネルギー源を知る 脳の唯一のエネルギー源と言われる「ブドウ糖」が、実際にどうパフォーマンスに影響するかを体験できます。
- 自分のリズムを掴む 人によって「食べてすぐ」が良いのか「少し経ってから」が良いのかは異なります。自分自身の「ベストコンディション」の作り方を学ぶことができます。
- データの客観性 「なんとなく元気」ではなく、テストの点数やタイムという「根拠」を持って物事を判断する力が身につきます。
自由研究のゴール
- 初級 朝食の前と後でテストを行い、点数の違いを比較できる。
- 中級 朝食を食べてから「15分後」「1時間後」「2時間後」と時間を細かく分けて、集中力の波をグラフ化する。
- 上級(レベルアップ!) 「パンの日」「ごはんの日」「バナナだけの日」など、メニューによって集中力の持続時間にどんな違いが出るかまで検証する。
具体的な事例
中学1年生のBさんの事例を見てみましょう。彼女は「100ます計算」を使って3日間実験しました。
【実験結果】
- 朝食前 平均 1分45秒(計算ミス2個)
- 朝食後(30分後) 平均 1分20秒(計算ミス0個)
【Bさんの発見】 「食べる前は、計算の途中でぼーっとして手が止まることがあったけれど、食べた後は最後まで一気に集中できた。特に、お米を食べた日の方が、パンの日よりも2時間後の集中力が長続きする気がする!」 このように、数字だけでなく「解いている時の感覚」もメモすると、素晴らしいレポートになります。
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!
- テスト内容を揃える 毎回違う問題だと難易度が変わってしまいます。「100ます計算」や「間違い探し」「スマホの反射神経アプリ」など、同じ難易度で繰り返しできるものを選びましょう。
- 睡眠時間を一定にする 寝不足だと朝食の効果がわからなくなってしまいます。
- 「プラセボ効果」に注意 「食べたから良くなるはずだ!」と思い込みすぎず、フラットな気持ちでテストに挑みましょう。
自由研究の進め方
- 道具の準備 同じレベルの計算プリントを複数枚、または集中力を測るアプリを用意します。
- 計測開始(朝食前) 起きてから30分後くらい、何も食べていない状態でテストを行います。
- 朝食を食べる いつもの朝ごはんをしっかり食べます(メニューもメモしておきましょう)。
- 計測(朝食後) 食後30分〜1時間後に、もう一度テストを行います。
- 繰り返す これを最低3日間は繰り返して、平均値を出します。
- まとめ 表やグラフを使って、前後の差を視覚的にまとめ、気づいたことを書き込みます。
自由研究から発見したアイデア
基本の実験が終わったら、こんな面白い「追加実験」はどうでしょうか?
- 「噛む回数」実験 同じメニューでも、よく噛んで食べた時と、急いで食べた時で集中力に差は出るか?
- 「ブドウ糖」直撃実験 ラムネ菓子(ブドウ糖)だけを食べた時、集中力はどれくらい早く上がり、どれくらい早く切れるのか?
- 「香り」の相乗効果 朝ごはん中に好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりすると、集中力はさらにアップするか?
この自由研究に関連する仕事
- 管理栄養士 プロアスリートや受験生に最適な食事メニューを提案する仕事。
- 食品開発者 集中力を高める「ブレインフード」や機能性食品を作る仕事。
- 脳科学者 脳の仕組みを研究し、効率的な学習方法や働き方を見つける仕事。
- 公衆衛生学の研究者 地域全体の健康と食事の関わりを調査・分析する仕事。
まとめ
「朝食の効果」を調べる自由研究は、あなたの毎日をより良くするための「自分自身のトリセツ(取扱説明書)」作りでもあります。
毎日当たり前のように食べている食事が、どれほど強力にあなたの脳をバックアップしているのか。その証拠を自分の手で掴み取ってみてください。きっと明日からの「いただきます」の気持ちが、少し変わるはずですよ。
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。





