自由研究466|フェイクニュースの拡散「フェイクニュースを見破る方法!正しい情報の選び方を学ぼう」

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フェイクニュースを見破る方法!正しい情報の選び方を考えてみよう!

    フェイクニュースとは、人々をだますためや、注目を集めるために作られた「偽物のニュース」のことです。面白半分で作られたものから、悪意を持って作られたものまで様々です。

    これらは、SNSなどを通じてあっという間に広まり、時には大きな混乱を引き起こすこともあります。この自由研究では、フェイクニュースとは何か、なぜ広まるのかを学び、どうすれば見破れるのかを探求します。

    どうして正しい情報の選び方を考えてみるの?

    もし、フェイクニュースを信じてしまったらどうなるでしょう?

    • 「〇〇を食べると病気が治る」という嘘を信じて、健康を害してしまうかもしれません。
    • 災害時に「あの場所が危ない!」というデマを信じて、みんながパニックになってしまうかもしれません。
    • 友達に関するうその噂を信じて、誰かを傷つけてしまうかもしれません。

    フェイクニュースにだまされない力、つまり「メディアリテラシー」は、自分自身や大切な人を守り、正しい判断をするために、これからの時代に欠かせない重要なスキルなのです。

    自由研究のゴール

    この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

            • レベル1 フェイクニュースと本当のニュースを、いくつか見分けられるようになる。
            • レベル2 なぜフェイクニュースが作られ、どのように広まっていくのか、その仕組みを説明できるようになる。
            • レベル3 家族や友達に、フェイクニュースの見分け方を分かりやすく教えられるようになる。オリジナルの「フェイクニュース見破りマニュアル」を完成させる。

                実際にあったフェイクニュースの例

                • 災害時のデマ(2016年熊本地震) 「地震のせいで、動物園からライオンが逃げ出した!」という文章とともに、街を歩くライオンの写真がSNSに投稿されました。もちろんこれは嘘で、写真は海外の別の出来事のものでした。しかし、多くの人が信じてしまい、パニックになりかけました。
                • 生活に関するデマ(2020年コロナ禍) 「コロナの影響で、トイレットペーパーがなくなる」という根拠のない情報がSNSで広まり、多くの人がお店に殺到して、本当にトイレットペーパーが品切れになるという事態が起きました。

                これらの事例から、たった一つのうその情報が、社会に大きな影響を与えてしまうことが分かりますね。

                研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

                ニュースが本物か嘘かを見分けるには、いくつかのチェックポイントがあります。探偵になったつもりで、以下の点を確認してみましょう。

                • 情報源は誰?
                  その情報を発信しているのは誰でしょう? 国や市役所などの公的機関、新聞社やテレビ局など、信頼できる組織ですか? 個人のSNSアカウントや、聞いたことのないサイトの情報は注意が必要です。
                • 他の情報と比べる
                  同じニュースを、他のテレビ局や新聞、公式サイトなども報じていますか? 一つの情報だけをうのみにせず、複数の情報源を確認する癖をつけましょう。
                • 感情的な言葉に注意!
                  「衝撃!」「拡散希望!」「絶対に見て!」など、やたらと大げさで、感情をあおるような言葉が使われていませんか? 人々の不安や怒りをあおって、情報を広めようとするのがフェイクニュースの特徴です。
                • 写真や画像を疑う
                  添えられている写真は、本当にその場所や日時に撮影されたものでしょうか? 画像検索ツールを使えば、その画像が元々どこで使われていたものか調べることができます。
                • いつの情報?
                  そのニュースはいつ発信されたものですか? 何年も前の情報が、まるで今の出来事のように広められていることもあります。日付を必ず確認しましょう。

                自由研究の進め方

                Step1 調べる

                • 図書館の本や信頼できるウェブサイトで、「フェイクニュース」や「メディアリテラシー」について詳しく調べてみよう。
                • 過去に話題になったフェイクニュースの事例を、上で紹介したもの以外にも探してみよう。

                Step2 分析する

                • 集めたフェイクニュースの事例が、なぜ嘘だと判断できるのかを、「5、自由研究のポイント」で紹介したチェックリストを使って分析してみよう。

                Step3 実験する

                • 家族や友達に協力してもらい、本当のニュースと、自分で考えたフェイクニュースをいくつか見せてみよう。
                • どれがフェイクニュースか、なぜそう思ったのか理由を聞いてみよう。意外なところでだまされてしまうかもしれません。

                Step4 まとめる

                • 調べたこと、分析したこと、実験の結果を模造紙やノートにまとめよう。
                • 研究の集大成として、自分だけの「フェイクニュース見破りマニュアル」を作成しよう!イラストや図を入れると、分かりやすくなります。

                Step5 発表する

                • まとめた内容を、家族の前や学校の自由研究発表会で発表してみよう。君の研究が、みんなの情報リテラシーを高めるきっかけになるはずです。

                自由研究から発見したアイデア

                  • アイデア1 『フェイクニュース撃退!カルタ』を作る
                    フェイクニュースの特徴を読み札にし、それを見破る方法を書いた絵札を取るゲーム。遊びながら、家族や友達と学べます。
                  • アイデア2 『我が家のニュース会議』を提案する
                    一日に一回、家族で気になったニュースについて話し合う時間を設けるルールを提案してみましょう。「このニュース、どう思う?」と意見交換することで、情報を多角的に見る力が養われます。
                  • アイデア3 『情報探偵団』を結成する
                    友達とチームを組んで、学校内で見つけた怪しい情報や噂の真偽を確かめる活動をしてみましょう。結果を壁新聞などで報告すれば、学校全体のメディアリテラシー向上に貢献できます。

                  この自由研究に関連する仕事

                          • ジャーナリスト・新聞記者 事件や出来事を正確に取材し、人々に真実を伝える仕事です。
                          • ファクトチェッカー 情報が事実に基づいているかどうかを専門的に検証し、誤った情報が広まるのを防ぐ、まさに「情報の番人」です。
                          • ITエンジニア・ウェブデザイナー 人々が正しい情報にたどり着きやすくなるような、信頼性の高いウェブサイトやアプリを開発する仕事です。
                          • 教師 子供たちに、情報の正しい見方や使い方(情報モラル)を教える大切な仕事です。
                          • 広報 会社や団体などの「顔」として、社会に向けて正確な情報を発信する仕事です。

                          まとめ

                          今回は、フェイクニュースを見破る方法について探求しました。

                          • 世の中には、私たちをだまそうとする「うその情報」があふれていること。
                          • 情報源の確認や、複数の情報を比べることで、フェイクニュースは見破れること。
                          • 情報をうのみにせず、「これって本当かな?」と一度立ち止まって考える習慣が何よりも大切だということ。

                          この自由研究は、ただの夏休みの宿題ではありません。情報があふれる現代社会を賢く、たくましく生き抜いていくための、最高のトレーニングです。君もこの夏、「情報探偵」になって、確かな目を持つための第一歩を踏み出してみませんか?

                          関連書籍

                           

                          身近な仕事について考えてみよう!

                          • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
                          • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
                          • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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