今回のテーマ
「世界のカトラリーの種類について調べてみよう」
空庭では小学生中学生が親子で取り組めるマーケティング領域の自由研究のお題を提案しています。子どもたちが身近な例を通じてマーケティングの基本概念を理解しやすくするためのものです。一つ一つのステップを参考にしながら、自由研究を進めることで、マーケティングについて楽しく学ぶことができるように心がけています。
今回のテーマは「世界のカトラリーの種類について調べてみよう」です。カトラリーとは、食事のときに使うスプーンやフォーク、ナイフなどの道具のことです。このテーマでは、日本の箸をはじめとしたカトラリーの歴史を調べ、世界中のさまざまなカトラリーについて学びます。そして、最後に自分たちで新しいカトラリーのアイデアを考えてみましょう。
自由研究の目的
この自由研究の目的は、食事に欠かせないカトラリーの種類や歴史を調べ、それぞれの国でどのように使われているかを理解することです。また、調べたことをもとに、自分たちで新しいカトラリーのアイデアを考えることで、創造力を養います。
日本のカトラリー「箸」の歴史
まずは日本の伝統的なカトラリーである「箸」について調べてみましょう。
箸の歴史
- 起源について調べてみましょう!箸は約3000年前に中国で生まれ、日本には飛鳥時代に伝わったとされています。
- 最初は神様にお供えする食事に使われていたそうです。
- 日本では、箸は木や竹などの自然素材で作られ、家庭ごとに専用の箸が用意されるようになりました。
- 箸はただの食器としてだけでなく、礼儀作法や文化の一部としても大切にされています。
箸の使い方
- 箸は指先でつまんで使います。
- 箸は細かい食べ物も簡単に扱うことができ、日本の食文化にぴったりの道具です。
世界のカトラリーとその歴史
次に、世界各国で使われているさまざまなカトラリーについて調べてみましょう。それぞれの国には、その国の食文化に合ったカトラリーが使われています。
フォークとナイフ(ヨーロッパ)
- フォークとナイフの歴史について調べてみましょう。
- フォークとナイフは、ヨーロッパで中世から使われ始めました。特にフランスやイタリアでは、食事を楽しむための道具として発展しました。
- フォークは最初は貴族の間で使われていましたが、次第に一般の人々にも広まりました。
- フォークは食べ物を刺して口に運ぶために使い、ナイフは食べ物を切るために使います。西洋料理では、この二つの道具がセットで使われることが多いです。
スプーン(インド)
- スプーンは世界中で使われていますが、インドでは特にスープやカレーなどの料理を食べるときに使われます。インドのスプーンは、食べ物をすくうための道具として、昔から日常的に使われてきました。
- スプーンは液体や柔らかい食べ物をすくうのに適しており、インドではカレーやスープ、デザートを食べるときによく使われます。
チョプスティック(中国)
- チョプスティックは、中国で最初に使われたカトラリーで、紀元前1200年ごろから使われていたと言われています。日本の箸と似ていますが、形や長さに違いがあります。
- 中国のチョプスティックは、日本の箸よりも少し長めで、材料には竹や木、金属などが使われます。中国では、このチョプスティックを使って麺類や炒め物を食べます。
スプーンとフォーク(アメリカ)
- アメリカでは、ヨーロッパから伝わったフォークとナイフに加え、スプーンが日常的に使われています。19世紀頃から、食事のマナーが発展し、家庭でもカトラリーが広く使われるようになりました。
- アメリカでは、食事によってスプーン、フォーク、ナイフが使い分けられます。例えば、スプーンでスープを飲み、フォークとナイフでメイン料理を食べるという具合です。
手食(エチオピア)
- エチオピアでは、カトラリーを使わずに手で食べる文化があります。食事の際に「インジェラ」と呼ばれるクレープのような食べ物を使って、カレーや煮込み料理をつかんで食べます。
- 手を使って直接食べ物をつかむことで、食材の温かさや質感を楽しむことができます。この文化は、食べるという行為をより体験的にするものです。
新しいカトラリーのアイデアを考えよう
世界のカトラリーを調べた後は、自分たちで新しいカトラリーのアイデアを考えてみましょう。どんな食べ物に使えるカトラリーがあれば便利か、想像してみてください。
マルチカトラリー
- フォークとスプーン、ナイフが一つになったマルチカトラリーを考えてみましょう。
- これがあれば、ピクニックやキャンプでいろんな食べ物を食べるのに便利かもしれません。
柔らかいスプーン
- 赤ちゃんやお年寄りが使いやすいように、柔らかい素材でできたスプーンを考えてみましょう。
- 口当たりが優しく、食べやすくなります。
折りたたみ式の箸
- 箸をコンパクトに持ち運べるように、折りたたみ式にしてみるのはどうでしょうか?お弁当と一緒に持ち運びやすくなり、使いたいときにさっと使えます。
テーマに関連する仕事
- プロダクトデザイナー(カトラリーデザイナー)
世界各地のカトラリーのデザインや機能を研究し、新しいカトラリーをデザインする仕事です。伝統的なデザインや現代のニーズを考慮して、美しさと実用性を兼ね備えたカトラリーを生み出します。 - 文化人類学者
カトラリーを通じて、食文化や社会の歴史を研究する仕事です。各地のカトラリーの使い方やその背後にある文化的背景を探求し、食卓における道具の重要性を理解します。 - テーブルウェアコンサルタント
レストランやホテルなどで使用するテーブルウェアを選定し、食事体験を演出する仕事です。カトラリーの種類やデザインを熟知し、食事のテーマやスタイルに合ったものを提案します。
まとめ
「世界のカトラリーの種類について調べてみよう」という自由研究を通じて、私たちが普段使っているカトラリーがどのように発展してきたのかを学ぶことができそうです。世界中で使われているさまざまなカトラリーについて調べることで、食文化の違いやそれぞれの国でどんな食べ方がされているかを知ることができると良いですね。新しいカトラリーのアイデアを考えることで、創造力も養うことができましたか?この研究を通じて得た知識を活かし、世界の食文化に対する興味を深めていってください。そして、自分だけのオリジナルカトラリーを考えることで、食事をもっと楽しく豊かなものにしていきましょう。
これから考えること
- 他の国のカトラリーを調べてみよう: 「他にもどんな国のカトラリーがあるか調べてみると、新しい発見があるかもしれません。次はどの国のカトラリーを調べてみたいですか?」
- 自分のアイデアを形にしてみよう: 「考えたカトラリーのアイデアを実際に作ってみることも面白いかもしれません。身近な材料を使って試作品を作ってみましょう。」
感想
- 自由研究を通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- 世界のカトラリーについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。
AbsolutVisionが撮影した写真
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