INDEX
自家製ロボットを作ってみよう!
身近な材料と簡単な電子部品を使って、自分だけのロボットを組み立て、プログラムで動かす工作実験です。歯ブラシモーターや紙筒、乾電池などでシンプルなロボットを作り、動きや仕組みを学びましょう。
- 物理原理の理解 モーターや歯車の回転、重心や摩擦といった力学が目で見て理解できる。
- プログラミング思考 動かすための手順を組み立て、命令を書くことで論理的思考が育つ。
- 創造力の養成「こんな形にしたい」「こんな動きをさせたい」というアイデアを形にする楽しさを体験。
自由研究のゴール
- レベル1 走るだけロボ
歯ブラシモーター+車輪で前進・後退。
- レベル2 障害物よけロボ
簡易センサー(光や触覚)で壁をよける制御を追加。
- レベル3 リモコン操作ロボ
赤外線やBluetoothモジュールで遠隔操作できる仕組みを導入。
自家製ロボットを作った例
- ペット型ブラシロボ 歯ブラシヘッドを毛に見立て、小さな紙製ペット型ボディを作成。前進すると「毛がブラッシング」されるギミック付き。
- お掃除ロボもどき スポンジを底に貼り付け、小さな掃除機のように床を拭きながら前後運動。モーターの傾きで方向転換を学べる。
- 光追尾ロボ 光センサーを搭載し、懐中電灯の光を追いかけるミニロボを自作。センサーの配線とプログラムの組み合わせで動きを調整。
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!
- 材料選び 軽くて丈夫、接着しやすいものを中心に。紙、プラスチック板、木製スティックなど。
- モーター・電源 歯ブラシモーターや小型DCモーター、単三/単四乾電池やUSBモバイルバッテリー。
- 制御回路 スイッチだけでOKな場合から、Arduinoやマイクロビットを使ったプログラミング制御まで段階的に。
- 実験と記録 なぜ動くのか、なぜ動かないのか仮説を立て、条件を変えて動作比較することが学びを深めるコツ。
自由研究の進め方
- 目的設定 「何を動かすか」「どんな動きをさせたいか」を決める。
- 設計図作成 サイズや部品配置、配線図を紙に描いて具体化。
- 材料調達 100円ショップや電子部品店で必要な部品をそろえる。
- 組み立て 接着や結束、はんだ付けなどでフレームとモーターを固定。
- 配線・制御 配線図に従って電源とモーター、センサーをつなぎ、プログラムを作成。
- 動作テスト 床や光源など条件を変えて実験し、動きを調整。
- まとめ・考察 どの条件でうまく動いたか、改良点は何かをレポートにまとめる。
自由研究から発見したアイデア
- 自動給餌機のプロトタイプ ペット用に一定時間ごとにエサを出す仕組みとして、回転式ホッパーを応用。
- バランス走行ロボット 二輪で倒れずに進む自動制御を学ぶため、ジャイロセンサーを搭載。
- ゴミ分別ロボ カラーセンサーでゴミの色を判別し、仕分けボックスへ誘導するミニ実験。
この自由研究に関連する仕事
- ロボットエンジニア 産業用ロボットやサービスロボットの開発設計を行う職業。
- メカトロニクス技術者 機械・電気・制御を融合したシステムを設計する専門家。
- 組み込みソフトウェア開発者 マイコンやセンサーを動かすプログラムを書き、ハードと連携させるお仕事。
- プロダクトデザイナー 使いやすく、魅力的な外観や構造を設計するクリエイティブ職。
自由研究のまとめ
自家製ロボットの工作実験は、「手を動かし」「頭で考え」「失敗から学ぶ」の3つが繰り返される絶好の学び場です。材料の選び方から回路設計、プログラミング、そしてアイデアの発展まで、子どもたちの好奇心を刺激し、問題解決力や創造力を大きく育みます。ぜひ身近な材料で一歩ずつ挑戦し、あなただけのロボットを動かす楽しさを体験してみてください!
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。