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温泉地の湯の温度を記録してみよう!
日本各地にある温泉。そのお湯の「温度」は、実は温泉ごとに大きく違います。この自由研究では、温泉地の湯温を調べて、場所による違いや理由を探ることにチャレンジします。お湯の温度を数字で記録することで、自然の不思議や地球の力を身近に感じられます!
温泉は「自然からの贈りもの」。山の中や海辺、雪の多い場所や火山の近くなど、環境によって出てくるお湯の温度が変わります。どうして違うの?どんな特徴があるの? そんな疑問をきっかけに、地球の仕組みや地域の自然に興味が広がります。観察・記録・比較を通じて、探究する力も育ちます!
自由研究のゴール
- レベル1 湯温を測って記録しよう!(2〜3カ所)
- レベル2 湯温を地図にまとめて、温泉の特徴をくらべよう!
- レベル3 湯温と火山や地形の関係、温泉の種類(水質など)にも注目して分析しよう!
温泉地の湯の温度を記録した例
たとえば、有名な温泉地の湯温をくらべてみると
- 草津温泉(群馬県) 約50℃〜95℃!とても熱いことで有名。
- 別府温泉(大分県) 40℃前後が多く、泉質の種類も豊富。
- 登別温泉(北海道) 60℃以上の湯もあり、火山に近い影響が大。
このように、場所ごとに温度が全然違うことがわかります!近くの足湯や温泉施設で測らせてもらうのもおすすめ。
研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう
- 温度は正確に測ろう! 湯温計や料理用温度計など、耐熱のものを使おう。
- 記録ノートを作ると◎ 温度、場所、日付、時間、天気などを書こう。
- 比較がカギ! 他の温泉とくらべたり、朝と夕方で温度差を調べたりしても面白いよ。
- 施設の人にインタビューしてみよう 「ここのお湯はどこから来るの?」「なぜ熱いの?」と聞いてみよう!
自由研究の進め方
- 行ってみたい温泉地を選ぼう! 近場の温泉街や旅行先、地図で見つけてもOK!
- 湯温を測るための道具を用意しよう 湯温計・ノート・筆記具・スマホやカメラもあると便利。
- 実際にお湯を測ってみよう! 足湯、手湯、施設の許可を得て測定。安全に注意!
- 記録をまとめよう! グラフや地図にすると、違いが見えてくる!
- 気づいたことをまとめよう! 「熱かった理由」「温泉の成分」「地域の特徴」など、自分の言葉で書こう!
自由研究から発見したアイデア
記録を重ねていくと、こんなアイデアも生まれてくるかも?
- 「全国湯温マップ」を作って、暑い地域と涼しい地域を見つけてみよう!
- 湯温の高い温泉は、地熱発電に使われていることも。温泉とエネルギーの関係を深掘りしてみよう!
- 「適温(40℃前後)」の湯と「高温(60℃以上)」の湯、それぞれの入り心地や効果をくらべてレポートにしてみよう!
この自由研究に関連する仕事
- 温泉地の管理者・温泉ソムリエ
湯の温度や成分を管理し、お客様に合った入浴法を案内!
- 地質学者・火山研究者
温泉のもとになる地下の動きを研究。地震や噴火の予測にもつながる。
- 再生可能エネルギー技術者
地熱を使って電気をつくる仕事。温泉の熱を未来に活かす!
- 観光プランナー
温泉地の魅力を発信して、旅の楽しみ方をプロデュース。
自由研究のまとめ
温泉の湯温は、見た目ではわからないけれど、測ってみると大きな違いがあることに気づきます。その違いには、地球の熱、火山、地下水など、自然のパワーがかくれているのです。お湯を測ることから始まる、地球のひみつ探し。 自分の身の回りにある不思議を見つけて、記録して、考える。それこそが、自由研究の醍醐味です。さあ、温泉の湯温から地球のエネルギーを感じてみよう!
関連書籍
身近な仕事について考えてみよう!
- 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
- テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
- 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。