8サイクルのマーケティングトレーニングの提案
新規顧客獲得やリピート顧客の定着、ブランド強化などを目的にしたマーケティングステップのサイクル例です。
ステップ1/8
目標を決める (1回目)
まず、具体的に実現可能で会社を成長させることができる継続のための目標を定めます。たとえば、1年間でどれくらいの新しいお客さんを増やしたいか、目標を決めます。「1年で1000人の新しいお客さんを増やす!」というふうに、はっきりした目標を立てます。
- はっきりした数値を目標にする。
- 目標を紙に書いて、みんなで共有する。
ステップ2/8
誰に来てもらいたいか考える (2回目)
次に、誰を対象としたマーケティング戦略を策定するかを定義します。どんな人に来てもらいたいかを考えます。たとえば、小学生に人気のおもちゃを売りたいなら、小学生やその親に興味を持ってもらう方法を考えます。
- 新しいお客さんの特徴を考える。
- その人たちが好きなものや困っていることを知る。
ステップ3/8
認知する方法を検討する・知ってもらう方法を考える (3回目)
ここでは、どのようにしてお客さんに自分たちのお店や商品を知ってもらうかを考えます。たとえば、チラシを配ったり、SNSで情報を発信したりします。
- SNSやホームページを使って情報を発信する。
- チラシや広告を作って配る。
ステップ4/8
付加価値やインセンティブやお得なキャンペーンを考える (4回目)
新しいお客さんを呼び込むために、お得なキャンペーンを考えます。たとえば、「初めての人には割引します!」というような特別なサービスを提供します。
- 新しいお客さんが得するキャンペーンを考える。
- キャンペーンをどうやって知らせるかを考える。
ステップ5/8
仮説検証方法を決定するお客さんの声を聞く (5回目)
新しいお客さんが実際に来たら、どんなことを感じたかを聞いてみます。お客さんの意見を聞くことで、もっとよくするためのヒントを見つけます。
- お客さんにアンケートを取る。
- お客さんの声を商品やサービスに反映させる。
ステップ6/8
フィードバックループ商品やサービスを改善する (6回目)
お客さんからの意見をもとに、商品やサービスをもっと良くします。これによって、来てくれたお客さんが「また来たい!」と思ってくれるようになります。
- お客さんの意見を取り入れて改善する。
- 常に新しいアイデアを考える。
ステップ7/8
会議の設計・結果を振り返る (7回目)
ここまでの結果を振り返って、どれくらいのお客さんが増えたかを確認します。何がうまくいったか、どこを改善すべきかを考えます。
- 成功したことと失敗したことをリストアップする。
- 次の年に向けて改善点を考える。
ステップ8/8
次の計画を立てる (8回目)
最後に、次の年に向けた新しい計画を立てます。成功した方法は続けて、改善が必要なところは新しい方法を考えます。
- 次の年の新しい目標を立てる。
- 新しいアイデアを取り入れた計画を作る。
実践トレーニング目次
Day1:マーケティング
Day1では、マーケティング、戦略、言語化、ブランディングなどの基本的な意味や定義について考えます。
Day2:市場構造理解
Day2では自社ブランドのカテゴリを定義して、市場構造についての理解を深めるためのアプローチについて考えます。市場構造理解では、顧客、自社、競合他社、中間顧客、エリアについて分析します。
Day3:目標設定
Day3では、「マーケティング」を検討する理由や背景となる目標とコンセプトを定義します。目標は数値目標(定量目標)と定性目標について考えます。KPIとKORを使って目標を設定する流れを考えます。
Day4:STP
Day4では、自社の市場カテゴリから、戦略ターゲットを定義して、ターゲットのニーズからセグメントとマーケティング予算とリソースを優先するターゲットを定義します。さらに、自社ブランドのポジショニングを定義します。ポジショニングは、ブランドや製品が市場で占める位置を明確にすることです。このセッションでは、ポジショニングマップを作成し、競合との位置関係を視覚化します。次に、差別化要素を特定し、ターゲット顧客に対してどのように価値を提供するかを定義します。最終的に、明確で一貫性のあるポジショニング戦略を構築し、PODを設定します。
Day5:インサイト定義
商品ブランドの機能、便益を定義します。消費者インサイトは、ターゲット消費者の深層心理や行動動機を理解するための洞察です。このセッションでは、消費者リサーチの手法(インタビュー、アンケート、観察)を用いて、消費者の価値観、ライフスタイル、購買動機を分析します。これにより、マーケティング戦略に反映させるべき重要なインサイトを抽出し、ターゲット消費者のニーズに応える戦略を策定します。
Day6:コンセプト
コンセプト定義は、製品やブランドの核となる特徴や機能やアイデアを明確にして、日々のアクションプランの基本になる指針を策定するプロセスです。このセッションでは、ブランドストーリーや製品コンセプトを策定し、ターゲット顧客にどのような価値を提供するかを明確にします。コンセプトは、ブランドのビジョンやミッション、価値観に基づき、一貫性を持たせることが重要です。これにより、ブランドの認知度と魅力を高めます。
Day7:コミュニケーション
4Pは、製品(Product)、価格(Price)、場所(Place)、プロモーション(Promotion)の4つの要素を指します。このセッションでは、各要素を活用して製品の便益を効果的に伝達する方法を学びます。製品の特長や利点を強調し、適正な価格設定、最適な流通チャネルの選定、効果的なプロモーション戦略を通じて、ターゲット顧客に価値を提供します。また、顧客タッチポイント、PRプロモーションについて考えます。顧客タッチポイントとは、顧客がブランドと接触する全ての場面を指します。このセッションでは、各タッチポイントを効果的に活用し、顧客体験を向上させる方法を学びます。さらに、PRプロモーションの戦略を立案し、メディアリレーションズやイベント、ソーシャルメディアを活用してブランドの認知度を高めます。これにより、顧客のエンゲージメントを強化します。Instagramは、ビジュアルマーケティングの強力なツールです。このセッションでは、Instagramを活用した効果的なマーケティング戦略を学びます。アカウントの最適化、コンテンツの企画・制作、ハッシュタグの活用、インフルエンサーとのコラボレーションなど、具体的な戦術を紹介します。これにより、フォロワーのエンゲージメントを高め、ブランドの認知度を向上させます。
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