世界の仕事426|次世代電池で社会を変える!固体電池研究者の最前線を探る

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次世代電池で社会を変える!固体電池研究者とは?

全固体電池は、現在のリチウムイオン電池よりも安全で高性能な、夢の次世代エネルギーです。その研究者は、新しい材料を見つけ出し、私たちが使う電気自動車やスマートフォンを劇的に進化させる「魔法の電池」を作る専門家です。地球温暖化を防ぎ、持続可能な未来を築くための最前線に立つ、今世界中で求められているヒーローのような仕事です。

この仕事の最大の魅力は、自分の研究が「世界中の景色を変える」瞬間に立ち会えることです。例えば、一度の充電で東京から福岡まで走れる電気自動車や、数分でフル充電できるスマホ、さらには爆発の心配がない安全な飛行機など、これまでの常識を覆す製品があなたの手から生まれるかもしれません。また、固体電池は世界中で激しい開発競争が行われており、国境を越えてトップレベルの科学者たちと切磋琢磨できる刺激的な環境があります。科学の力で地球を救い、まだ誰も見たことがない未来の暮らしを自分の手で形にできる達成感は、この仕事ならではの醍醐味です。

固体電池研究者とは?

    • 新材料の探索 周期表にある様々な元素を組み合わせ、「電気が通りやすい固体の粉」を新しく作り出します。まるで料理のレシピを開発するように、混ぜる量や温度を調整します。
    • 実験と分析 作った材料を顕微鏡で覗いたり、電気を流して性能をチェックしたりします。失敗することも多いですが、そこから新しい発見が生まれます。
    • シミュレーション 最近ではスーパーコンピュータやAIを使って、どんな材料が良いかを計算で予測することも重要な仕事です。
    • チームでの製品化 材料ができたら、それを電池の形にするエンジニアや、車に載せる自動車メーカーの人たちと協力して、実際に動く製品に仕上げていきます。

          固体電池研究者の魅力!

          1. 地球を救うヒーローになれる!
            二酸化炭素を出さない電気自動車を普及させることで、地球温暖化を止める直接的な貢献ができます。
          2. 世界中があなたの知識を待っている
            日本だけでなく、アメリカやヨーロッパなど、世界中の研究所や企業で活躍できるチャンスがあります。
          3. やりがい相応の報酬
            専門知識が必要なため、平均年収は600万円〜1,500万円以上と、一般的な仕事に比べて高い傾向にあります。特に海外のトップ企業ではさらに高い報酬も期待できます。
          4. 「世界初」を発見できる
            まだ誰も知らない材料を見つけたとき、「この物質を知っているのは地球上で自分だけだ」というワクワク感を味わえます。
          5. 最先端の道具を使える
            数億円もする巨大な顕微鏡や、最先端のAI、ロボットなどを駆使して研究を進めることができます。

          固体電池研究者になるには?

          • ステップ1 身の回りの「なぜ?」を大切にする
            「どうして電池は熱くなるの?」「もっと長く使えたらいいのに」と思ったことはありませんか?その疑問が研究の第一歩です。
          • ステップ2 理科と算数を楽しもう
            物質の仕組みを知る「化学」や、電気の動きを考える「物理」が基礎になります。数字を使って考える力も大切です。
          • ステップ3 大学で専門的な研究をする
            大学や大学院で「材料工学」や「電気化学」を学びます。あなたは「もっと電気を通す材料」と「爆発しない安全な材料」、どちらを研究してみたいですか?
          • ステップ4 英語を身につける
            最新の研究成果は世界中から英語で届きます。世界中の仲間と話せると、研究はもっと楽しくなります。
          • ステップ5 企業や研究所の門を叩く
            トヨタのような自動車メーカーや、パナソニックのような電池メーカー、あるいは大学の先生として研究を続けます。

          この分野で有名なプロフェッショナル

          菅野了次教授

          世界的に有名な研究者として欠かせないのが、東京工業大学(現・東京科学大学)の菅野了次(かんの・りょうじ)教授です。菅野教授は、全固体電池の心臓部となる「固体電解質」の研究において、世界をリードする第一人者です。

          それまで「固体の中をリチウムイオンが速く動くのは難しい」と考えられていましたが、教授は2011年に、液体に匹敵する、あるいはそれを超える驚異的な速度でイオンが移動する新材料(LGPS:Li10 GeP2 S12)を発見しました。この発見が世界中に衝撃を与え、現在の「全固体電池ブーム」の火付け役となりました。まさに、不可能を可能に変え、次世代電池の扉をこじ開けたレジェンドです。

          マーケィングの観点から見ると?

          固体電池研究者の仕事は、グローバルな視点で見ると「エネルギーの民主化」と「環境保護」の両立を実現します。

          現在、多くの国が石油などの化石燃料に頼っていますが、全固体電池が普及すれば、太陽光や風力で作った電気をどこへでも安全に、たっぷりと運べるようになります。砂漠で作った電気を都市へ運んだり、災害時に家一軒分の電気を車から供給したりすることも当たり前になるでしょう。また、燃えにくい固体電池は、空飛ぶクルマや宇宙探査機など、これまで電池が使えなかった過酷な環境での挑戦も可能にします。あなたの研究が、人類の活動範囲を宇宙にまで広げるかもしれません。

          自由研究の例

          固体電池研究者の仕事をもっと知りたいあなたに、こんな自由研究はいかが?

          1. 電池探し 家の中にどんな電池があるか探してみよう。形や書かれている文字(Li-ion, Ni-MHなど)をメモして、それぞれ何が違うか予想できるかな?
          2. レモン電池実験 果物や野菜に2種類の金属(銅と亜鉛など)を刺すと電気が流れるよ。なぜ果物で電気が流れるのか、調べてみよう!
          3. 未来の道具をデザイン 「もし、1ヶ月充電しなくていい電池があったら」どんな新しい道具を作りたい?その絵を描いて、どんな素材が必要か考えてみよう。
          4. インタビュー お父さんやお母さんに「昔のケータイはどれくらい電池が持った?」と聞いてみよう。技術がどう進歩してきたか、年表にできるかな?

          まとめ

          固体電池の研究は、まだ始まったばかりの「終わりのない冒険」です。たった一つの小さな粉の発見が、何十億人の生活を便利にし、かけがえのない地球を守ることにつながります。

          もし君が、実験が大好きで、世界をより良くしたいという情熱を持っているなら、固体電池研究者は最高の職業になるはずです。2030年、2040年の世界を動かしているのは、この記事を読んでいる君かもしれません。未来のエネルギーを作る旅に、一緒に出かけてみませんか?

          関連書籍

           

          身近な仕事について考えてみよう!

          • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
          • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
          • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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