自由研究435|テレビ視聴者の減少「テレビをもっと面白く!次世代のエンタメを考えよう」

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テレビをもっと面白く!次世代のエンタメを考えてみよう!

かつてエンターテイメントの王様だったテレビ。家族みんなでリビングに集まり、同じ番組を見て笑ったり、感動したりするのが当たり前の光景でした。しかし今、私たちの周りにはYouTubeやTikTok、Netflixのような動画配信サービス、そしてオンラインゲームなど、楽しいコンテンツが溢れています。スマホやタブレットがあれば、いつでもどこでも、自分の好きなものだけを選んで見られる時代です。その結果、テレビをリアルタイムで見る人が減り、「テレビ離れ」という言葉をよく聞くようになりました。この自由研究では、そんなテレビの「今」と「未来」を探り、どうすればもっと面白くなるのかを考えます。

どうして次世代のエンタメを考えてみるの?

このテーマを学ぶことは、ただのテレビ好きの研究ではありません。世の中の「面白い!」が、今どのように変化しているのかを知る絶好のチャンスです。なぜYouTubeは人気なのか?なぜあのドラマは話題になったのか?その理由を探ることで、人の心を惹きつけるアイデアの作り方や、情報を効果的に伝える方法を学ぶことができます。これは、将来どんな分野に進んでも役立つ「考える力」を養うことに繋がります。そして何より、自分たちが最高に面白いと思える、未来のエンターテイメントを自分の手で考える、ワクワクする冒険だからです!

自由研究のゴール

この研究を通じて、以下のような力を身につけることが目標です

  • レベル1 分析の達人になる! テレビ番組やYouTubeチャンネル、動画配信サービスの「良いところ」と「イマイチなところ」を、理由をつけて説明できるようになる。
  • レベル2 企画のプロになる! 分析した結果をもとに、「自分ならこんな番組・コンテンツを作る!」というオリジナルの企画書を作成できるようになる。
  • レベル3 未来のプロデューサーになる! 企画した番組を「誰に」「どうやって」届けるか、宣伝方法やSNSの活用法まで考え、人を巻き込む戦略を立てられるようになる。

次世代の視聴者に楽しんでもらうため、様々な挑戦をしている例

  • 見逃し配信サービス「TVer(ティーバー)」 放送後でも、スマホやパソコンから無料で番組を見られるサービス。リアルタイムで見られない人々の視聴習慣に合わせ、大成功を収めています。
  • SNSとの完全連動 ドラマの放送中に、出演者がSNSでリアルタイムに感想を投稿したり、視聴者からの質問に答えたりする企画。番組を「見ながら参加する」新しい楽しみ方を提供しています。
  • ネット限定スピンオフドラマ 人気のドラマのサイドストーリーや登場人物の過去を、動画配信サービス限定で公開。ファンをさらに深く作品の世界に引き込んでいます。
  • 視聴者参加型の番組作り 視聴者の投票でストーリーの展開が決まるドラマや、視聴者から投稿された動画で構成する番組など、受け身で見るだけではない「参加型」のコンテンツが増えています。

研究を進めるうえで、以下のポイントに注目しよう!

  • ターゲットを絞ろう! 「誰に」見てほしいのか?(例:小学生、ゲームが好きな中学生、おじいちゃん・おばあちゃん)ターゲットを決めると、アイデアが具体的になります。
  • 「ながら見」を意識しよう スマホを操作しながらでも楽しめるように、画面の端に常に情報が出ていたり、音だけでも内容が分かるような工夫はできないか考えてみましょう。
  • 参加したくなる仕掛けを考えよう ただ見るだけでなく、コメントや投票、クイズなどで番組に「参加」したくなるような仕組みを取り入れるとどうなるか想像してみましょう。
  • ネットとの連携を前提に! テレビ番組の放送前に、TikTokやYouTubeで予告動画を流したり、放送後に考察動画を公開したりするなど、ネットとテレビを組み合わせた盛り上げ方を考えましょう。

自由研究の進め方

  1. 【調査】アンケートを取ろう!
    家族や友達10人以上に、「①1日にテレビやネット動画をどれくらい見るか」「②一番好きな番組やYouTubeチャンネルは何か」「③その理由は何か」を聞いてみよう。
  2. 【分析】人気の秘密を探ろう!
    アンケート結果をまとめ、人気のコンテンツに共通する「面白さの秘密」は何かを分析しよう。「テンポの良さ」「コメントの面白さ」「共感できる」など、キーワードを書き出してみよう。
  3. 【発想】アイデアをたくさん出そう!
    分析結果をもとに、「こんな番組があったら絶対見る!」というアイデアを、質より量でたくさん書き出そう(ブレインストーミング)。友達と一緒にするのもおすすめです。
  4. 【企画】企画書を作ろう!
    一番自信のあるアイデアを一つ選び、企画書にまとめよう。下の項目を参考に、君の「面白い!」を具体的にしてみよう。

    • 番組タイトル
    • ターゲット(誰に見てほしい?)
    • 番組内容(どんなことをする?)
    • 一番の「売り」(ここが新しい!)
    • 宣伝方法(どうやって知ってもらう?)
  5. 【発表】プレゼンしてみよう!
    完成した企画書を、家族や友達に発表してみよう。「面白そう!」「ここはもっとこうしたら?」といった意見をもらうことで、企画がさらに磨かれます。

自由研究から発見したアイデア

君ならどんなアイデアを思いつくだろう?ここでは、考え方のヒントになるアイデア例をいくつか紹介します。

  • AI Vtuberニュースキャスター  最新のニュースを、視聴者の興味に合わせてAIのVtuberが解説してくれる番組。難しいニュースも、親しみやすいキャラクターが分かりやすく教えてくれる。視聴者のコメントにリアルタイムで反応してくれる機能も!
  • 地域対抗!eスポーツ大会ドキュメンタリー  各都道府県の代表チームが、人気のeスポーツで日本一を目指す様子を密着取材。ゲームの熱い戦いはもちろん、練習風景やチームメンバーの人間ドラマも描くことで、eスポーツに興味がない人も感動できる番組。
  • 視聴者脚本リレードラマ  ドラマの第1話だけを放送し、次のストーリーを視聴者から募集。一番面白い脚本を選んで次の話を制作する、前代未聞のリレー形式ドラマ。SNSで毎週大きな話題になること間違いなし!

この自由研究に関連する仕事

        • テレビプロデューサー/ディレクター 番組の企画から制作まで、すべてを指揮するリーダー。
        • 放送作家 番組の台本を書いたり、企画のアイデアを考えたりする「面白さ」の専門家。
        • 映像クリエイター/YouTuber テレビだけでなく、ネットの世界で人を楽しませる動画を作る人。
        • メディアプランナー 制作した番組やコンテンツを、どのメディアで、どのように宣伝すれば多くの人に見てもらえるかを考える戦略家。
        • データサイエンティスト 視聴率や再生回数などのデータを分析し、ヒットの法則を見つけ出す科学者。

        まとめ

        今回の自由研究を通して、テレビが直面している大きな変化と、それに対応しようとする様々な工夫を学ぶことができました。もはや、ただ面白い番組を作って放送するだけでは、人々の時間を使ってもらうことは難しい時代です。これからのエンターテイメントには、「どうやって視聴者に見つけてもらうか」「どうやって参加してもらい、ファンになってもらうか」という視点が不可欠です。 エンターテイメントの形はこれからも変わり続けますが、人を「楽しませたい」「感動させたい」という作り手の想いは決して変わりません。この研究が、君にとって新しいエンターテイメントを創り出すことの面白さを発見するきっかけになったら、とても嬉しいです。

        関連書籍

         

        身近な仕事について考えてみよう!

        • 仕事のことを通じて学んだこと、楽しかったこと、難しかったことを書いてみましょう。
        • テーマについての新しい発見や、自分が感じたことをまとめます。
        • 今後、さらに調べてみたいことや、他の人に教えたいことがあれば、それも書いてみましょう。

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